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エコノミック・ヒットマン

休み中に、衝撃的な内容の本を読みました。
「エコノミック・ヒットマン~途上国を食い物にするアメリカ~」という本です。

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表の顔は一流コンサルティング会社のチーフエコノミスト。
しかし、裏の顔は工作員・・・。

この本によると、アメリカだけが繁栄するために、途上国を負債の罠にはめる「エコノミック・ヒットマン(EHM)」が世界中で暗躍しているそうなのです。
実際にその仕事を経験したアメリカ人の著者が、守秘義務を破って命がけで開発援助の裏側を告発するというのがこの本の内容です。つまり、ノンフィクションですね。

具体的な仕事内容とは・・・

エコノミック・ヒットマンは資源のある第三世界の国の指導者に近づいて、世界銀行の融資を受ければ飛躍的な経済成長が可能になるともちかけ、巨額の借入をさせます。
そして、その資金で国を近代化すれば、確かにその国の経済成長率は伸びます。

しかし、実際の受益者は巨大なインフラ構築を請け負う米国の巨大企業と、現地のエリート階級のみで、庶民には国家が背負った巨大な負債のみが残るのです。

この借金はとうてい返済できず、世銀の指導により社会福祉や民生支出が大幅に切り詰められ、結果として天然資源が略奪される・・・。

このような仕事によって、戦争ではなく、より巧妙な手口で世界各国の指導者たちを、アメリカの商業利益を促進する巨大なネットワークに取り込んでいくのだそうです。

驚くべきことに、この本は全米ベストセラーになっていて、多くのアメリカ国民がこの本を読んでいます。これまでであれば、このような情報は公の目に触れることはなかったはず。

大手メディアでは取り上げられないトピックであったとしても、書籍を中心にブログやウェブサイト、マイナー媒体など、情報が広がっていく時代です。

世の中が複雑化してきている中、普段の大手メディアのニュースを見ているだけでは何が真実なのかが見えづらくなっていると思います。とはいえ、この本が本当に真実が語られているとは限りません。著者の偏った見方も含まれている可能性も多大にあり得ます。

ですから、私たちPR担当者が正しく状況判断をし、情報戦略を立案するためには、どんな情報でも鵜呑みにしていてはいけないということです。情報源も大手メディアだけでなく、マイナー媒体などの情報も視野に入れて、「何が本当に真実なのか?」を自分の頭で考えて、多角的に情報を収集・分析していく習慣を身につけることが大事だと思っています。

なお、この本の内容を積極的に取り上げていたメディアとして、「Democracy Now JAPAN」というメディアがあります。著者のインタビュー映像が「Democracy Now JAPAN」で見ることができます。

▽「Democracy Now JAPAN」のサイトより

「エコノミック・ヒットマンが語るアメリカ帝国の秘史
―経済刺客、暗殺者、グローバルな腐敗の真相 」(字幕付き)
http://democracynow.jp/stream/070605-1/

「エコノミックヒットマンの告白:グローバリゼーションを利用して
貧国から巨万の富を巻き上げてきた米国の手口」(字幕なし)
http://www.democracynow.org/2004/12/31/confessions_of_an_economic_hit_man

P.S.本記事は著者の意見を広めたいわけでなく、あくまで多様なモノの見方のヒントとして紹介しました。念のため。

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