「TVドキュメント番組」露出を獲得する意外な3つの方法

言うまでもなく、人気の高いTVのドキュメント番組獲得は、大きな露出、効果につながる可能性が高いです。商品や店舗の売上がUPする、出演者に講演やCM出演オファーがあるなどの事例には枚挙にいとまがありません。

さて、そのような人気TVドキュメント番組ですが、どのようにアプローチすればよいでしょうか。最終的には、提案する人物、企業などのテーマがその番組にふさわしいかどうかが決め手とはなりますが、どんな有名番組でも提案アプローチをうけつけないということはないため、結局は、意外にも下記のようになかなか地道で時間のかかる作業を丁寧に行っていくということになります。とはいえ、効果を考えるとやはり、丁寧な情報提供と提案活動を行うことは、やはりいくらネットの時代とはいえ、極めて重要なPR活動そのものといえるのではないでしょうか。

人気TVドキュメント番組にどのようにアプローチすればよいか

アプローチ方法 その1)スタッフクレジットの収集

目的とするTV番組を録画し、スタッフクレジットを、徹底的に毎週拾いましょう。毎回、エクセルに書き出していくことで、各スタッフの取り上げるテーマの特徴が浮かび上がる場合もあります。

アプローチ方法 その2)アプローチすべき人

情報番組の場合、基本は、番組統括(CP、チーフ・プロデューサー)、プロデューサー、ディレクターにアプローチするのがよいでしょう。決定権は、番組統括にありますが、テーマや人物によっては、プロデューサーが決定したり、局員でない制作会社のディレクターが会議にあげてくれ決定に至る場合も、もちろんあります。確度はケースバイケースですが、あらゆるスタッフとよりよいつながりをもっているにこしたことはありません。

バラエティ番組の場合、上記に限らず、総合演出、AP(アシスタントプロデューサー)などが会議に通してくれて決定する場合もあります。

アプローチ その3)人脈開拓

とはいえ、TV局の方々は、きわめて多忙で、たとえ名前を調べて、代表番号から電話を回してもらっても、簡単に電話に出ていただけるものではありません。

基本として、まずは、電話、FAX、番組あてへのメール、郵送なども当然必要ですが、一番はやはり、まずは局や制作会社に何らかつながりを作って、紹介してもらうというのがよいでしょう。また過剰な接待は今の時代かえって不必要ですが、紹介者と共にランチや飲み会などを設定して親しくなった後にきちんとプレゼンすることはやはり有効です。

なかなか知り合いやつながりをもてない場合も、いろいろ工夫すれば何らか紹介や、つながりの糸口はつくれるはずです。講演会、カンファレンス、出版パーティ、勉強会などの懇親会では、意外と胸襟を開いて名刺交換してくださるものです。TBSなどでは、ラジオ局から、TV局側につてを探して場合もあるでしょう。大学の同窓会などのマスコミつながりを探す手もあります。

熱意をもって各方面から、よりよいメディアリレーションを構築していくことが、難しいとされているTV番組ドキュメント番組でも、地道なようで一番の近道となりそうです。