50倍返し」の週刊誌広告

こんにちは
大ヒットドラマ「半沢直樹」が、先日最終回を迎えましたが、
各種マスメディアでの報道が過熱していましたね。
「大学受験の時に、数学の答案に
『さっぱり解けない』ことを短歌にして書いて提出した」
半沢役の堺雅人さんについて、銀行員(半沢)のイメージとは程遠く、
数学が大の苦手という事実(?)を、一部メディアが紹介するなど、
様々な切り口で、「半沢ネタ」が飛び交っていました。
一方、本メルマガの掲題を見た読者の中では、
・「半沢ネタ、もう飽きたよ」
・「流行りの文言(倍返し)を件名に書いて、メルマガを読まそうとするなよ」
など、半沢ネタや筆者に対して、「うんざり」している人もいるかと思います。
ただ、この「うんざり」という気持ちが出てくるのは、
別の視点でとらえると、半沢直樹の情報に対して
「雑音」と思えるほど、頻繁に触れていたとも考えられます。
そのような中、前述の堺雅人さんの「数学苦手疑惑」については、
ある週刊誌の「見出し広告」を見て、知ったことを思い出しました。
全国紙の広告枠や、電車の中吊り広告などを通じて、
日常生活において、一度は触れているであろう、
週刊誌の「見出し広告」。
この「見出し広告」が、人々の論理・思考形成に、
多大なる影響を与えているのではないか。
また、「見出し広告」での露出は、
PR活動を始め、ビジネスの加速度発展に繋がるのではないか。
この仮説について、
政治や経済動向の把握を目的とする「諜報活動」の
プロと呼ばれている作家の「佐藤優」氏と、
秒速で1億円稼ぐ男「与沢翼」氏の、体験と解説が参考になります。
両氏の体験や解説から、「見出し広告」で露出することは、
◆ 事実無根の内容を、真実であると勘違いさせてしまうほど影響力があり
◆ また、半沢直樹も仰天の「”50″倍返し」の効果があり、
◆ 常識とは「真逆」の発想を持つ人の、ビジネスの発展に寄与できる
ということが分かるのです。


◆ 事実無根の内容を、真実であると勘違いさせてしまうほど影響力がある
2002年頃に世間を賑わせた、鈴木宗男氏(現・新党大地代表)と佐藤氏の、
一連の不正疑惑(ムネオハウス事件など)に関する報道がされた際に、
佐藤氏の素性を、マスメディアが集中的に報道。
その中で、「鈴木氏の運転手を務めている」という報道がされた際、
「運転免許証を持っていない」佐藤氏自身が、
当惑したという佐藤氏の寄稿記事を、最近読みました。
記事では、「運転手報道」から11年ほど経過したにもかかわらず、
その報道が、未だに「事実」だと勘違いされるとの話を紹介しながら、
「週刊誌の広告」は、読者に大きな影響を与えると解説しています。
(以下、当該記事の佐藤氏のコメントを引用)
〈ちなみに最近でも、「佐藤さんは外務省時代に本当に苦労したんですね。
外務省は佐藤さんに宗男さんの運転手までさせたんですね」
と同情の声をかけられ、当惑してしまったことがある。
それくらい新聞に掲載される週刊誌の広告は、読者に大きな影響を与えるのであ
る。〉
〈政治家や高級官僚のスキャンダルに関する報道は、それが事実だった場合、
当該政治家や高級官僚が失脚したり、左遷させられたりすることがある。
週刊誌の広告は政治エリートにとって“爆弾”なのだ。〉
※週刊東洋経済(2013年8月24日)記事を引用
念のため言っておきますと、一連の「不正疑惑」の当否ついて、
何かを物申したいわけではありません。
一人の国家公務員(佐藤氏)の人生に大きな影響を与えるほど、
「週刊誌の広告」の威力は、絶大ということを言いたいだけです。
◆ 半沢直樹も仰天の「”50″倍返し」の効果がある
筆者の知る限り、週刊誌の多くは、
5大紙(読売・朝日・毎日・日経・産経)の記事下の広告枠に、
「見出し広告」を、発売日の前に定期的に出稿します。
(もちろん、出稿しない週もあります。)
そのため、この2つの週刊誌の「見出し情報」は、
5大紙の読者に訴求されることになります。
各週刊誌の発行部数は、「30万~50万部」で、
5大紙の累計部数は「2500万部」となるため、
伝達対象者が、一気に「50倍」となります。
さらに、新聞広告のほか週刊誌が実施する
下記の施策を合わせると、
「”50″倍返し」どころの威力ではありません。
・JRや東京メトロなど、都心電車での「中吊り広告」
⇒ 電車利用者の5割以上が「見る」との調査結果
(調査元:ジェイアール東日本企画)
・書店(14,241店)・コンビニ(47,935店)での「陳列」
⇒ 特に「社会インフラ」と言っても過言ではないコンビニでは、
「客寄せ」のツールとして、週刊誌の見出し広告を店内外に掲示
(筆者の友人のコンビニ経営者の談)
※店舗数は、「日本著者販促センター」・「日本フランチャイズチェーン協会」
の調査に依拠
◆ 常識とは真逆の発想を持つ人の、ビジネスの発展に寄与できる
~ 週刊誌での露出メリット ~
以上から、週刊誌の威力が分かったとして、
それでは、どのような特徴を持った商品やサービス・人が、
取材・紹介対象者として、候補に挙がりやすいのでしょうか。
この疑問に対して、筆者の信頼のおける某週刊誌の記者は、
「業界・世間の常識とは、『真逆』または『革新的』な
コンセプトを持つ発想や人物について、紹介したくなる傾向にある」
との見解を示してくれました。
この見解については、下記の人物が該当すると思われるため、
大きく的を外れた見解ではなさそうです。
・与沢翼氏(書籍「秒速で1億円稼ぐ条件」著者)
⇒ 著書名の通り、常識を覆す発想や意見が散見。
「ネオヒルズ族〔与沢翼〕の正体」の見出しで、「週刊SPA」が特集。
「一部からバッシングがあるが」との同誌からの質問に対して、当の本人は、
「話題にしてもらえるだけでありがたい / ゲリラ的な電車広告でメルマガ登録
者が急増した」。
(ご参照URL:http://yozawa-matome.com/002/4338)
・近藤誠氏(100万部のベストセラー『医者に殺されない47の心得』著者)
⇒ 医療・大手メディアの常識を覆す、治療方法などを公表。
各週刊誌での露出が引き金で、話題に。
最後に、筆者の事例で恐縮ですが、業界・世間の常識とは、
「真逆」の発想を持っていた顧客について、
週刊誌での多数の露出を実現したことがあります。
守秘義務の関係で、詳細は書けませんが、
露出後の反響について、顧客に聞いたところ、
電車の中吊り広告から、コンビニでの立ち読みなど、
あらゆるルートから問い合わせが来たとのこと。
以上から、業界・世間の常識とは『真逆』または『革新的』な
コンセプトを持つ発想や人物は、週刊誌での露出可能性が高く、
ビジネスの加速的発展にも、貢献する可能性があると言えそうです。
「週刊誌での露出方法を、もっと具体的に知りたい」
そう思われたら、ぜひとも弊社にご相談ください。
という売り込みをお赦しください。
簡単に露出できるほど、甘くはありませんし、
逆に手間をかけずに露出されてしまっては、
PR会社としては、顔が立たないので(笑)。
まだまだ、書きたいことは山ほどありますが、
最後までお読みいただき、ありがとうございました!