世論を巻き込む、戦略PRとは

こんにちは。 突然ですが、みなさまは日々どれだけの情報に
触れているかご存じですか?
総務省が出しているデータによると
選択可能情報量、つまり世の中に流れている情報量は、
12年前と比べると637倍に増加しているそうです。
しかし、人が情報を処理する能力は10年前からほぼ変わっていません。
これほど情報が溢れている世の中で、商品やサービスを
ターゲットに認知させ、ヒットに導くためにはどうしたらよいかと、
頭を抱えている企業も多いのではないでしょうか。
そんな悩みを解決するべく、ブルーカレント・ジャパン株式会社
代表取締役であり、弊社社外取締役でもある本田哲也氏の最新刊
『戦略PR~空気をつくる。世論で売る。~』
の中で紹介している「戦略PR」の一部をご紹介します。


情報洪水の中で、商品やサービスをヒットに導くための戦略PRとは、
『空気』をつくることなのです。
本書では、ここで言う『空気』を
『その場にいる人々の多くが、暗黙のうちに共有している
情報や意識の集合体』と定義しています。
つまり、多くの人に関連がある内容が社会に広がり
同じ意見が共有されていくことで世論を喚起し、
商品を買う理由を消費者に与え、行動させる、ということです。
その『空気』をつくるために必要な要素は3つ。
1公共性(マスコミの活用)
2信頼性(インフルエンサーの活用)
3偶然性(クチコミの活用)
先日のオバマ氏のアメリカ大統領選勝利は、戦略PRの典型的な成功例です。
大規模な調査から導き出した状況分析から、「何かを変えなきゃ」という空気、
「今、アメリカ人には変化が必要」という世論を喚起しました。
そしてマスコミや、インフルエンサーの活用に加え、
ネット上のクチコミで支持者を拡大させ、
建国以来初のアフリカ系アメリカ人大統領に就任しました。
PRというと、商品やサービス、または企業を
あらゆるメディアに露出することだけと考えられがちですが、
それだけでは戦略PRとは言えません。
空気(世論)を作り、消費者に気付きを与え、
消費者の買う理由を売りみ出す『戦略PR』。
みなさんもぜひ、実行してみてはいかがでしょうか。

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