企業が生き残るために必要な“戦略的ポジショニング”とは?

【お知らせ】
移転したオフィスの写真をアップしました!
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こんにちは。
ゴールデンウィークはどのように過ごされましたか?
2009年3月28日から実施された、高速道路1,000円制度。
ETC車両であれば、祝休日の高速道路利用料金が一律1,000円となり、
地方へお出かけをされた方も多いのではないでしょうか。
私は・・・というと、特に遠出はせず、
4月24日にオープンした新宿丸井本館に行ってきました。
新宿は丸井のほか、年商トップクラスの伊勢丹新宿本店などの百貨店四店と、
駅ビルのルミネなどがひしめくデパート激戦区。
生き残るためには、消費者から「選ばれる」ことが必須です。
では、「選ばれる」理由はどうすれば作れるのでしょうか?


「選ばれる」お店・商品に共通して言えることは
“マーケティング”に基づいたお店・商品作りをしていることです。
丸井の新宿本館はというと、メディアにも取り上げられていたように
顧客からのアンケートに基づき
○アパレル売り場を全体の5割以下に
○生活雑貨や飲食店の充実
○屋上に英国式の庭園を設置
○広いトイレや休憩所を完備
と、徹底した顧客目線での店舗作りを行っています。
もちろん、顧客へのアンケート以外に、ルミネや伊勢丹、高島屋、
京王百貨店、小田急百貨店といった競合他社の分析も行っているはずです。
新宿・デパートといった市場でのポジショニングを確立するうえで、
競合他社の分析をもとに行うマーケティングには、かなりの時間を
費やしたと言えるのではないでしょうか。
結果、丸井の新宿本館は
ターゲット=30代前後の働く女性
コンセプト=「自宅」「職場」に次いで居心地のいい第3の場所
「サード・プレイス」という位置づけにし、「新宿のオアシス」
としています。
この「戦略としてのポジショニング」は、デパート業界や大手企業に限った
考え方ではありません。中小・ベンチャー企業にも当てはまります。
私達PRコンサルタントが企業のPR・ブランディングを考える際、
真っ先に取り掛かる重要なミッションといっても過言ではありません。
「どういったポジションを確立すれば、自社がその市場でNO.1を取れるか」
この考え方こそ、業界内外からの注目を集め、
飛躍的に成長する企業になるための第一歩だと思います。
それでは、また来週。

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