「1Q84」の戦略PRとは

こんにちは。

村上春樹さんの最新長編小説「1Q84」(新潮社)が発売から12日で
第1・2巻で計106万部まで増刷されました。
2009年6月10日の毎日新聞の記事によれば、
今回の発売にあたって新潮社の担当者は
徹底して小説の内容に関しては開示しないという
秘密主義を貫くという戦略を設計して
世の中に情報発信を行いました。
実はこのアイデアは、
前作の長編小説『海辺のカフカ』発売時の読書の声から生まれました。
その戦略を実行した理由について新潮社の担当者は
「『海辺のカフカ』のときに『村上さんの本は予備知識なしに読みたい』という
読者の意見が少なからずあった。今回は村上さんとも相談して、事前にあれこれ
宣伝するよりも真っさらな状態で読んでもらおうと考えた」と語っています。
実際に新潮社が「1Q84」の発売前に実行したのは
書名と価格、発売日をホームページと新聞広告に掲載したのみ、
さらに社内でも事前に原稿を読んだのは数人と、徹底した“秘密主義”を貫きまし
た。
その結果、村上作品のファンがブログやSNSで
最新作への期待感が高まる空気が世間に醸成され、
今回の爆破的な売り上げのきっかけになりました。
このように、戦略シナリオを明確に事前設計し、
効果的なチャネルを選択、実行する事こそが、今、話題の「戦略PR」です。
では「戦略PR」とはいったい何でしょうか?


弊社代表 玉木の最新著書『「戦略PR」の仕掛け方』の中で
「戦略PR」は次のように定義されています。
以下抜粋
「多くの人たちが暗黙のうちに共有している情報や集合意識を、
さまざまなメディア露出などを通して戦略的に作り出していく。
その世論の乗って、商品やサービスの売上につなげる――こうした一連の
戦略シナリオを設計し、さまざまなチャネルで実行するのが「戦略PR」だ」
抜粋終わり
ここで重要なのは
PRというと、商品やサービス、または企業名などをあらゆるメディアに
露出することだけと考えられがちですが、それだけでは戦略PRとは
言えないという事です。
まさに今回ご紹介した「1Q84」の例の様に
戦略シナリオをしっかり描き、購買者とのコミュニケーションを実現する事が
今、話題になっている「戦略PR」そのものなのです。
皆様もまずは戦略シナリオを描くことから始めてみてはいかがでしょうか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です