沢尻エリカさん騒動に、担当広報マンは今?
こんにちは。
PR会社コミュニケーションデザインの江里洋平です。
ここ最近私が注目したニュースは、沢尻エリカさん主演の映画『クローズド・ノート』の舞台挨拶に端を発した騒動です。彼女が壇上でたいそう不機嫌な態度をとったことで、話題になりました。
沢尻さんの行動を「大衆に媚びない」と好意的に捉える方もいますが、非難の声が圧倒的で、その声はいまだに収まりそうにありません。映画製作に携わった人々や舞台挨拶を楽しみに遠方から訪れたファンのことを軽視している、場を不愉快な雰囲気にした…などなど。
一般的な視点で見ると、この騒動自体はネガティブな話題と捉えられます。
しかし広報的には、映画タイトルの露出の多さ、沢尻さんの舞台挨拶とストーリー中の演技のギャップも話題となり、興行成績的には、第2位という好調ぶりで、大成功と言っても過言ではない結果となっています。(ちなみに1位は4週連続で『HERO』)
この一連の騒動、当の映画会社のPR担当はどう感じているのでしょうか?
沢尻エリカさんの舞台挨拶の話題に戻りましょう。
発端となった舞台挨拶から1週間以上経った現在も沢尻騒動は連日報道され、映画の興行は絶好調。映画の配給元にしてみれば、表ぶりは困惑の表情をしながらも“災い転じて福”なのかもしれません。
この事件を「最初から仕掛けられていた」と見る向きさえ現れるほどですが、沢尻さんサイドは、舞台挨拶 直後にCM関係者への弁明や映画製作側への謝罪等でてんてこ舞いだったと聞きますので、仕掛け説はありえないと思われます。
そもそも、どんなに話題になろうとも、人を不愉快にするような仕掛けはPRとは言えません。
興行成績が好調なのは、話題が煽りをかけたこともあるでしょうが、映画そのものの出来がいいからでしょう。そうでなければ「舞台挨拶同様映画も最低」と叩かれて、人が押しかけるのも長くは続かないはずです。
そして、好調な興行成績の影には、映画担当PRマンが沢尻騒動を上手にフォローしたことも大きいのではないでしょうか。
問題の舞台挨拶直後に、沢尻さんの謝罪コメントの発表や謝罪インタビューでの号泣シーンが、再度多くの番組へ露出することになりました。
この迅速な対応は、沢尻エリカのセンシティブさが際立つ露出となり、謝罪インタビューの番組内では応援するコメントも出てくるほどでした。
さて、私は、映画の担当PRマンの現在の心境、同業の端くれとして、大いに気になります。
結果オーライとは言っても、「数多く報道されたのはPRマンのお手柄」と言う人は誰もいないでしょうし、そもそも予定していた広報活動は滅茶苦茶になってしまったに違いありません。
何ヶ月もかけて計画してきたプランがパーになり、事態の収拾に追われているであろう担当PRマンの気持ちを思うと、関係業界者の端くれとして、同情に胸がつまってさえきます。
それにめげることなく、状況を少しでも好転させようと機敏に動いたであろうPRマンのあなたに、大声でエールを贈りたいと思います。
いかなる不慮の事件が起きても、最善の策を素早く講じることの大切さを教えてもらった思いで、沢尻エリカさんの騒動を見守らせていただいています。





