今後の「バレンタイン商戦」、勝利を左右するターゲットは「男性」だ?!
こんにちは。PR会社コミュニケーションデザインの下谷弥生です。
さぁ、今年もやってきました、
2月14日を前にしての、バレンタイン/チョコレート商戦!
その加熱振りは、徐々に熱くなっています。
季節に対応したPRの切り口として、バレンタインデーは、
今や定番中の定番。
もっか百貨店、近所のスーパー、各種媒体、テレビ、ほかで展開されている
今年の「バレンタイン・デー」キャンペーンの動向をご紹介しましょう。
バレンタインが、「オンナ子供が、盛り上がるイベント」、
「片思いの男性へ、チョコレートとともに愛を告白する日」
であったのは、もう、昔の話。
そごう西武百貨店が、30~40歳代男性を中心に実施した調査によると、
「バレンタインを意識しているか」の質問に、
「意識している」「少しは意識している」との回答が、なんと81%。
また、プランタン銀座が実施した、20~30代の女性を対象にした調査では、
1998年の調査開始以来、「義理チョコ1個」の予算が
初めて「1000円を超えた」とのこと。
これ、男性のミナサマにとって朗報なのか、はたまた、はた迷惑なのか、
懸念するところではありますが…。ま、ま、話を、進めましょう。
チョコレートの国内年間消費量のうち、期間中だけで年間の
4分の1を占めるとも言われるほどに成長した、
この国民的行事化したイベント、「バレンタイン・デー」市場。
まさに広報に携わる方であれば、世に訴求したいヒト・モノ・コトを、
この盛大なイベントに絡めずしてどうしましょう!
いかに効果的に世の中へPRできるか、いかにブランド価値を創造するか、
バレンタイン・デーと格闘されている方もすでに多いのでは、とお察しします。
そのような中、一PRマンとして、非常に気になる調査結果を発表し、
多数のメディアへ掲載されている企業がありました。
その企業とは、「森永製菓」(東京)。
20~30代の女性412人、男性206人に聞いた、
『女と男のバレンタイン意識調査』です。
http://www.morinaga.co.jp/company/index_news.html
私が森永製菓の調査に注目した理由は、下記に紹介する2点です。
1.『引き付ける‘明確なキャッチー’が、しっかりと掲示されている点』
2.『バレンタイン未開拓ゾーンである‘男性’にスポットを当てた点』
私が注目した森永製菓の調査結果の詳細について、
いよいよ発表です! ジャジャーン!
1.『引き付ける‘明確なキャッチー’が、しっかりと掲示されている点』
「もらえるのものならバレンタインに、男性からチョコをもらいたい」と、
90.8%の女性が回答。
この心理を森永製菓は「逆チョコ」と言い放つ! うーん、納得!
また、この時期自分用にチョコを購入する女性が69.7%もいることに対し、
「マイチョコ」と、言い放つ! これも実感!
本来、チョコを贈る立場である女性が持つ、この「逆チョコ」願望。
そして、たくさんの種類の上質なチョコが出回るこの時期に、
自ら「マイチョコ」しちゃう、現代女性の傾向。
それぞれに明確なキャッチー(ネーミング)を割り振り、
分析結果を分かりやすく紹介した点が、多くのメディアの目に留まり、
紹介される結果につながったのではないでしょうか。
そして、さらにもう一点、
2.『バレンタイン未開拓ゾーンである‘男性’にスポットを当てた点』
欧米では、バレンタイン・デーに
「男性から女性へ、花やケーキ、カードなどの贈り物を 恋人(妻)へ
贈る」ことがありますが、
日本では、「女性から男性へ、チョコレート(プレゼント)を贈る」
ほうが、まだまだ一般的です。
そのような中、国内女性の本音としては「逆チョコ」願望が、
90%を超えるほどに存在することが、今回の調査結果で明確になりました。
そこで、合わせて紹介されていたのが、「男性の本音」。
本来受け取る側である男性の85.9%が、
バレンタイン・デイに男性から女性にプレゼントを贈る海外の風習を
「良い風習だと思う」と回答。
そして、身の周りの女性に
「どんなものでも良いからチョコが欲しい」と言われれば、
91.3%の男性が「チョコをあげる」と回答したと発表したのです。
調査結果の中で、女性側の本音だけでなく、
好意的な男性の反応も合わせて紹介を行なったことが、
森永の調査の特筆すべき点でしょう。
いままでバレンタイン・デー報道の分野では未開拓であった
男性をターゲットとした斬新な分析結果を配信したことが、
この時期の数ある調査リリースの中でも異彩を放ちました。
そして、多くのメディアに紹介される結果につながったのでしょう。
今回の森永製菓のアンケートリリースによって明確になった、
「マイチョコ」、「逆チョコ」なる女性の本音。
そして、バレンタインキャンペーンのターゲットとして
未開拓だった男性のホンネ。
これからのバレンタイン商戦にとっても、
新しい切り口(ブーム)をつくる予感がふんだんに取り入れられた、
明確なキーメッセージづくりと分析結果が同社の発表に凝縮されていました。
バレンタイン商戦開始の火蓋として、リサーチ会社や企業が、
世の男女の動向をアンケートリリースとしてまとめ、
配信することが多いのは例年のこと。
その中で森永製菓のリリースは、
まさに、今の段階では「独り勝ち」だったように、感じます。
今までにない、現代の男女の「バレンタイン」観が斬新でした。
改めて、ただ単に目前にあるヒト・モノ・コトのPRだけでなく、
世の中のニーズを受けてブームをつくり出すクリエイティブな観点も、
PRの一環で非常に大切であると考えさせられました。
また、調査結果がメディアへの露出だけにとどまらず、
一般の方々やインフルエンサーたちが個人のブログやSNSの日記ほかで、
森永製菓のリリース内容を取り上げた記事とともに
それに触発された自らの考えを発表する事例が、多く見受けられています。
個人が情報を発信し、社会・消費者に影響力を与える時代。
同僚の男の子からチョコを貰えるくらいに、
日本でも、男性から女性へのプレゼントが一般化する時代は、
もう、そこまで来ているのかもしれませんね。
さあ、あなたのバレンタイン・デー商戦の成果はいかに?
PRマンとして、一男子として…。





