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2008年03月18日

メディアアプローチ、その前に

 こんにちは。PR会社コミュニケーションデザインの大槻眞美子です。

 私はこの3月で、PRの仕事を始めてようやく半年になりました。
 ほんの少し、基本的なお仕事が理解できたという段階です。
 
 PRのお仕事といえば、基本は露出です。
 露出のためには、ひたすらメディアアプローチ。
 メディアアプローチなくして、PRマンの仕事は始まりません。
 
 さて、皆さんは、このメディアアプローチを、
 どのようになさっていますか?
 
 お客様のPR計画を立て、その特性に応じて媒体を選び、
 編集部に電話などでコンタクトをとり、ネタを説明するなり、
 記事企画書を持ち込むなりしますよね。
 
 ところが、なかなかうまくいかないこと、ありませんか?
 私はまだ駆け出しなので、業種によっては記者や編集部の方との知り合いが
 まったくなく、いつも本当に困ってしまいます。 
 
 また、プレスリリースをほとんど出さないお客様が多く、
 アプローチのきっかけ作りも悩みのタネです。
 
 リリースが出ない場合は、記事企画を用意するか、
 アンケート調査リリースをお客様に提案するなど、いろいろ手はあります。
 
 しかし、それもお客様ありきで、
 なかなか提案を受け入れていただけない場合も少なくないと思います。
 
 そんなとき、さて、皆さんはどうされていますか?

 私の場合は、ひたすら編集部の方に会いに行きます。
 
 持ち込む企画書もなく、編集部に出向き、さて、私は何をするのでしょう?
 そもそも「プレスリリースも企画書もなしで、
 どうやって編集部にアポがとれるんですか?」と時々同僚に聞かれます。
 
 でも、意外と会っていただけるんですよ…。

 企画書もプレスリリースも持たずに、私が編集部に何をしに行くかといえば、
 媒体特性の取材に行くのです。
 
 どういう方針で記事を作成しているのか、どんな基準で記事として扱うのか、
 今後の企画記事の予定はどんなものなのか…などについて、
 教えてもらいに行きます。
 
 新人PRマンにとって、こうした情報は非常に貴重です。
 また、教えてくれた記者や編集者とも、仲良くなれるチャンスとなります。
 
 人間は頼られることは、嫌いではありませんから、
 誠意をもって編集部に事情を説明すれば、
 時間を作ってくれる記者や編集者の方は意外と多いものです。
 
 また、編集部も常に注目を集められるようなネタは探しているのです。
 募集中なのです。
 ですから、こちら側で用意しているネタ(お客様の訴求ポイント)が
 媒体の記事作りの方向性とあっているなら、
 興味を持ってくれる可能性は高いのです。
 
 露出の可能性がありそうな媒体にあたりをつけたら、
 編集部に電話をかけます。
 媒体の連絡先は、PR手帳等でPR会社の方は簡単に調べられると思います。
 媒体によっては、担当記者の名前が記事に明記されていますので、
 自分のお客様のPRの切り口にあった記事を担当している記者や編集者に
 アポをとります。
 一番いいのは、先輩などに知り合いを紹介してもらうことでしょう。
 
 そして、めでたくアポイントがとれたら!
 さあ、ここからが勝負です。
 ターゲットの媒体を改めて徹底的に研究します。
 
 新聞でしたら、該当の面のレイアウトから、
 どんな記事量でどのような企画が配置されているか、
 空で言えるくらい読み込みます。
 
 すでに掲載ずみの記事の中から興味のある内容について、
 どういう意図で、どういうタイミングで記事化を決定したのか聞き出します。
 
 編集者や記者は自分の書いた記事をじっくり読んでくれた相手には
 好意的になるものです。
 
 それから、会っていただく記者の方が興味をもっていそうなデータ等を
 自分のお客様と直接関係ないものであっても、用意していくと話が弾みます。
 
 編集部を訪問することで、編集部の人数がどの程度か把握できると、
 人数の少ない編集部には大量の母体によるアンケートデータを提供するなど、
 “力(ちから)ワザ”が効果的ではないかなど、記事提案の戦略も立てやすくなります。
 
 意中の記者になかなかアポイントメントがとれない場合は、
 その記者の担当した記事について、誠意を尽くして感想文を書いて送るのも効果的だと思います。
 
 メディアアプローチは数をこなすことが必勝法だと言うのも真でしょう。
 
 でも、「この媒体は必ずこの企画を採用してくれそう!」と勢い込んで
 持ち込む前に、想定媒体を絞り込み、
 徹底的に研究して企画を出す遠回りも、
 結果的に編集部と厚いリレーションを形成でき、長い目で見れば効率的な
 メディアアプローチ法ではないかと、私は感じています。
 


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