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2008年05月20日

複数社が絡む共同記者発表での気づき

こんにちは、PR会社コミュニケーションデザインの江里です。
先頃私は、映像系に関する大手複数社主催による共同記者発表会の運営に携わりました。

 この記者発表会は、主題歌を歌う有名タレントや監督、キャストを招き、さらに映像に関する新たなビジネススキームのプレゼン等を行うという趣向のものでした。

 記者発表会にタレントを招聘することもあり、芸能系の媒体も数多く取材にくることが予想されましたが、主催者側の主旨はその映像の知名度を高めることが第一で、ビジネス系媒体への声掛けにも力を入れなければなりませんでした。

 また、この発表をきっかけにビジネス系媒体に訴求して、主催者側の複数社のブランディング向上を図るという狙いもありました。

 ともあれ、音楽会社や映画会社、ゲーム会社、モバイル会社等、10社近い会社が映像系の新たなビジネスに、それぞれの異なる思惑を携えて集まり、この発表会はスタートしたのです。

 複数社が絡んだ共同発表会の運営を任された経験は私にもありましたが、10社近い会社が絡んだ複雑な構造の発表会は初めてです。

 当然、関係各社の要望があり、各社への配慮だけでも尋常ではありませんでした。私自身新たに気づかされた点も多々あり、貴重な経験をしたと、振り返っています。
 
そこで、今回のプロジェクト進行中、特に印象的だった事を以下ご披露します。

複数社連動の記者発表会で、印象に残った点は…

 ・複数社が集まって合同会議を設定するだけでも単純に大仕事。

 記者発表会まで時間がタイトという状況下で、各社を集めた全体会議を設ける必要がありましたが、日程を調整をするだけでも一苦労でした。

 ・関係各社がアピールしたいメディアが異なっていた。

 関係各社の露出したい媒体がそれぞれ異なっており、アプローチ先の的を絞りきれないという状況を来たしました(発表会場が予め決まっていたため、その箱に合わせた誘致にも配慮が必要でした)。

 とはいえ、ある程度媒体を選定したうえで、アプローチ先の案内状等を訴求先により複数用意したことで、各媒体特性に合わせて発表会の内容を説明するという工夫で対応しました。

案内状は、芸能向けやビジネス向け、さらに記者クラブ、Web媒体向けまで、切り口を変えた資料をいくつも作成することになりましたが、タレントを前面に押し出した、一見華やかさ先行イメージの発表会ながら、特にビジネス系のプレスには、興味を持ってもらうことができたと自負しております。

 メインの発表会後に用意したビジネスモデルに関するレクチャータイムでは、予想以上の質問が飛び交い、会場撤収のデッドラインに気を揉んだほどです。
 
 ・媒体の思惑も千差万別

 メディアのバリエーションが広がったことで、プレスを多数集めることに成功しました。しかし、約100種もの媒体の要望を聞いていくのは大変です
 (タレントメインの発表会とビジネススキームの説明会という2部構成で対応したほか、案内状同様プレスリリースも2種類用意して、何とか対処できました)。

 以上、印象に残った点を披露させていただきましたが、このプロジェクト進行中、一番のピンチが訪れたのは、記者発表会の3日前です。

 先程、プレスを多数集めることができたと述べましたが、案内状へ記載すべき内容の決定が最終までずれ込んだため、プレスへのご案内が6日前(しかも金曜日の夜遅く)になってしまいました。出席予定媒体が、週明け3日前の時点で、なんと10数媒体だけという状況だったのです。

 もちろん、ビジネス系プレスには事前に最低限の情報を提供していたのですが、それでも出席媒体の少なさに不安を感じていた私は、社内スタッフの力強い協力を得ながら2日間電話攻勢!

2キロの体重減と引き換えに、このピンチを乗り切ったのでした。
 
何とか無事、100名を超える報道関係者の方々にお越しいただき、サンデージャポン等の人気ワイドショーから、中央紙、ビジネス誌、ファッション誌等、40以上のマスコミで紹介いただきました。

 当然ですが、状況が変われば記者発表会もいろいろなバリエーションがあります。今回のような発表会は稀なケースだけに、気づきも多く、貴重な経験となりました。
 
 その時々で新たな経験・気づきを得られるのが広報・PR業務の面白さでもあると実感した次第です。
 この記者発表会で得た経験を、今後に繋げていきたいと思います!


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