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2009年04月21日

キャッチコピーではない、PR発想の“メッセージ”とは

PR会社コミュニケーションデザインの江里です。

先日とある企業から、「半年間のプロモーションの中で、○○ブームに
なるようなメッセージを考えてほしい」という相談を受けました。

メッセージを考える場合、事象の背景・ストーリーから
整合性のとれた言葉に落とし込んでいくことが一般的です。

目に止まるような派手なキャッチコピーを求めている感も
ありましたが、PR発想のメッセージはそれとは異なります。

キャッチコピーとPR発想のメッセージの違い。
根本的な考え方をご紹介します。

キャッチコピーとは、簡単にいえば、コピーライターやクリエイターと
呼ばれる人々が、主にマーケティングの観点からあぶり出すワードのことです。
これまでも数多くのコピーが世の中のブームを形成してきました。

商品を売るための宣伝文句(=広告)と捉えられることがほとんどで
広告費用を膨大に投下しなければ、ブームを巻き起こすまでには至らない
という考え方が一般的です。

では、PR発想のメッセージとは?

それは、水面下で起きている、まだ顕在化していない現象を
言葉に置き換えることです。

潜在化している現象があってはじめて世の中を動かす
メッセージが作り出されるのです。

つまり、派手なコピーでなくても、水面下で起きている現象をわかりやすく
ターゲットに訴求できる言葉が、PR的発想のメッセージという
ことになります。

自社のPR事例でいうと、新卒社員が3年で3割も退社していくという
潜在的な事実を『3年3割問題』と、わかりやすい言葉に変えることで、
話題を喚起することに成功しました。

そこに、派手なコピーは必要ありません。
現象を表面化してシンプルにターゲットに伝達することが必要です。

ブームを巻き起こすようなメッセージをPR的発想で考える場合
優先的に“現象”を作り出すアイデアを考え、それから
メッセージが形成されます。

“世の中にブームを仕掛ける”という発想をもっているほど、
キャッチコピーまで作りこんでしまう傾向に陥入りがちですが、
キャッチコピーとPR的なメッセージとは似て非なるものです。

とはいえ、世の中の話題を喚起するメッセージだけに
こだわりすぎず、現象を生み出すための施策に
時間を費やすことが必要なのではないでしょうか。


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