2月に入り、相変わらず寒い毎日が続いています。
もうすぐバレンタインデーですね。私は、個人的には好きな日です。
少しでも、世の中と皆様の心が温かくなればいいな、と思います。
さて、先日、全米で話題の「Blue Bottle Coffee(ブルー・ボトル・コーヒー)」が
東京の清澄白河で日本初出店を果たしました。
このお店は、2002年に創設され現在はアメリカ国内に15店舗を展開する
スペシャルティコーヒーにこだわったコーヒー専門店です。
アメリカでは「“Apple of coffee” = コーヒー界のアップル」と呼ばれ、
毎日大行列となっているほど。
サードウェーブコーヒーという呼び名でも有名で、ブルー・ボトル・コーヒーが
生み出した「マイクロ・ブリュー・コーヒー」はコーヒー界、第三の波とも言われています。
1カップずつ丁寧にいれるのが特徴で、その芳醇な香りと味わいは全米を席巻する勢いとのこと。
日本でもその進出が注目され、テレビをはじめとするメディアでも取り上げられたので、ご存知の方も多いと思います。
「こんな風にテレビで取り上げられたい!」
企業や店舗、宣伝や広報に関係する方なら誰でもそう思われることでしょう。
しかしながら、このように主要なメディアで取り上げられるのは容易ではありません。
ではいったい、どのような要素があればテレビで取り上げられるのでしょうか?
今回は、新規オープンのお店がテレビで紹介される(かもしれない)ポイントについて、述べたいと思います。
新しくオープンするお店がテレビで紹介される場合、取材にいたるポイントがいくつかあります。
ブルー・ボトル・コーヒーの例を見て検証してみましょう。
もちろん、このコーヒーショップは、全米で話題になっていたので取り上げられたという側面もありますが、
取材のポイントはどのお店でも共通のものなので、参考になると思います。
・○○初上陸! といったニューストピックス!
今回は日本初上陸でしたが、関東初でも、業界初でもいいのです。
地方局をターゲットにした場合、そのエリア初!でも構いません。
初出店という目新しさがあると、ニュースとしての要素が多分に加わります。
分かりやすいアピールポイントとして、まず、そこを売り込みます。
・新オープン店舗のビジネス戦略など、他とは異なるビジョンを示す!
ブルー・ボトル・コーヒーは、大手コーヒーチェーン店と異なり各店舗が画一化されていません。
所在する地域に溶け込むべく、それぞれの店に特徴があります。
つまり業界内で今までと異なるビジネス戦略で店舗をオープンさせているのです。
お店の新規オープンにあたり、こういったビジネス戦略・ビジョンをメディアに訴求します。
具体的には、リリース資料に情報を盛り込むなどすると良いでしょう。
他社との差異化をアピールすることが重要です。
・オープンまでの裏側を密着取材させる!
今回は、東京キー局の夜の報道番組・特集企画コーナーで、
この密着取材の様子が放送されていました。
放送日はオープン前日だったので、とても大きな影響を及ぼしたと思います。
密着取材は、報道番組の特集ではよく取り上げられる企画の一つです。
ポイントは、オープンまでのドタバタ劇をしっかりと見せることです。
これが撮影できて初めて、番組側にもメリットが生じます。
番組制作者の目線で申し上げると、オープンに至るまでの紆余曲折が撮影できなければ密着企画は成り立ちません。
多くは、店舗の責任者など企画の主人公となる方に密着するスタイルになります。
オープンまでの準備段階からカメラが入り、
開店に向け苦労を重ねながら状況を打破していく姿が視聴者を引き付けるのです。
このような企画は、比較的長尺で紹介されることが多いので、
とてもメリットがあると思います。
オープンしてしまってからでは遅いので、ある程度早い段階で番組側に売り込むことが大切です。
このように、テレビに取り上げられる「要素」はいくつかのパターンがあります。
春に向けて、新規オープンを予定している方も多いのではないでしょうか。
新規オープンでは、それなりのトピックスもあるかと思います。
上記で述べたように、番組側にとってもメリットのある提案を心がければ、
もしかしたら、取材に結びつくこともあるかも知れません。
積極的なトライを、お勧めします