パッとしないネタでもメディアに取り上げられる魔法のスパイス3選

こんにちは。本土復帰45周年の沖縄から、旅するPRコンサルタント・エイミーです。(配信日は数日後になります。)

現在、遅いゴールデンウィーク休暇と称して、週末を使って沖縄に来ています。ちょうど、この文章を書いている2017年5月15日は、沖縄の本土復帰45周年にあたります。テレビでもネットでも関連のニュースが流れています。今朝のNHK[あさイチ]では、「もっと知りたい沖縄」特集が放送されていましたが、「あさイチ」では毎年この時期に同様の企画を放送します。

パッとしないネタでもメディアに取り上げられる魔法のスパイス3選

■世の中の関心ごとに合わせて情報にスパイスを追加する

メディアは日々様々な内容を世に向けて発信していますが、このように何かの周年記念や、梅雨入りや夏休みなどの季節要因、話題のニュースに関連したことなどは、大きな特集になったり関連情報が報道されやすくなったります。つまり、そういった話題と絡めてメディアに情報提供すると、ただやみくもに情報提供するよりも、取り上げられやすいと言えます。それぞれの事例に合わせて、もう少し細かく紹介しましょう。

■記念日に合わせた情報提供

先ほどの沖縄の事例もそうですが、何かの記念日や周年祭などに合わせた特集や企画は多いです。それを狙って関連情報として自社商品やサービスの情報発信をするのは得策です。私の過去の実績だと、ある寝具メーカーさんをPRしていた際に、「ふとんの日」に合わせて専門家がふとんについて解説するというイベントを開催したところ、地元紙が取材に来てくれたことがありました。単に「寝具のプロがいます!」ではメディアは来てくれませんが、記念日を抱き合わせにすることでニュース性が増した事例になります。

■季節要因に合わせた情報提供

日本には豊かな四季があります。それに合わせて消費者の関心ごとも変わり、それに合わせてメディアも情報を発信します。私は過去に、あるレンタルサービスを展開する企業のPRをしていたことがあります。単に「こんなレンタルサービスを開始しました!」というプレスリリースを打ってもなかなか取り上げられませんが、春の新生活シーズンに合わせて、「新生活に役立つレンタルサービス3選」という企画書を作成し、他社サービスも含めて紹介したところ、自分が作成した企画書がほぼそのまま新聞社の企画として採用され、大きく取り上げられたことがあります。もちろんメインで紹介されたのは自分のクライアントのサービスでした。

■話題のニュースに合わせた情報提供

大きなニュースがあると、その後しばらくは関連した話題が取り上げられます。たとえば2017年3月にサウジアラビア国王が46年ぶりに来日した際は、国王やサウジアラビアの王族、イスラム教徒の暮らしなどに関するニュースが連日報道されました。メディアがこぞって関連情報を収集・報道している際に、それに関連した情報として自社情報を発信出来たら、取り上げられる確率は増します。私の事例でいうと、昨年末にキュレーションサイトの不適切な運用が問題となりましたが、この件を解説できる専門家としてクライアントであるweb解析会社の情報をメディアに向けて発信しました。すると、その人物の取材が複数入っただけでなく、web媒体での連載獲得、某有名メディアでの講演の獲得などにつながり、半年たった今でも関連業界の記者と話すと、「あの企画書はいまだに覚えています。キュレーションサイト問題が明るみになった直後に専門家の情報が発信されたので、動きの速い広報だな、と記憶していました。」と言われます。

■情報に、メディアに取り上げられるための魔法のスパイスを振りかける

あなたの会社にも、求めてもいない売込みの電話やメールがたくさん来ると思います。もし、あなたの作ったプレスリリースや案内のメールも同じような印象をメディア関係者に与えてしまっているとしたらどうでしょう。残念ですよね……。
そんな情報に、今回ご紹介したような情報を絡めて少しアレンジするだけで、もしかしたらメディア関係者が「これなら取材したい!」と思ってもらえるかもしれません。ぜひ挑戦してみてください。

【ニックネーム】 エイミー
【これまで担当した業界】 医療・IT・建設・出版・コンサルティング業界、他多数
【趣味】 国内外問わず、旅。将来の夢は「稼げる旅人」!
【プチ自慢】 クライアント愛は、たぶん誰にも負けません。