このコロナ禍において、なかなか記者さんが出社してないケースなどが多く、メディアリレーションに苦戦している広報担当者の方は多いと思います。
そこで、本稿では、「7、8月に特にメディア開拓したほうがいい理由」について、解説していきたいと思います。
新聞・雑誌系は7、8月の部署異動が意外と多い
現在、私はYouTubeでチャンネル登録者約50万人いる著者や士業系の事務所、出版社などを主に担当しています。
そのためメディアリレーションを行う領域も幅広く、新聞・ビジネス誌・女性誌・ラジオetcの媒体と日常的に数多く情報提供しています。日々メディアアプローチをしている中で感じるのは、特に新聞・雑誌系は、7月に部署異動していることが多いこと、最近訪問した方はweb担当から紙面戻った方がいらっしゃいました。
記者さんとしても慣れない部署移動直後のため、記事や編集のネタを集めたい傾向にあるせいか、メディアリレーションにおいてアポイントを獲得しやすい印象があります。
7月のアプローチで気を付けなくてはいけないこと
逆に部署異動が多いこの時期に気を付けなくてはいけないことは、いままでリレーションが取れていた記者さんが移動になってしまう場合です。
後任の方など紹介していただけなかったりすると、今後のメディアリレーションに、苦戦してしまうことになるため、この時期のメディアリレーションがとても重要だということを改めて確認いただければと思います。
ラジオも7月が狙い目
ラジオ業界は、テレビ同様4月・10月に大きく改変が入りますが、7月の動向を追うこともメディアリレーションを行う上でとても重要です。
というのも4月から始まった番組も7月になるとだいぶ落ち着いてきたり、4月以前から始まっている番組もテコ入れが入りやすい時期で、新しいコーナーなど始まったりするからです。
例えば、TBSラジオ『アシタノカレッジ』(月~金22:00~24:00)は、6月まで「アシタノ〇〇学部」というコーナーが各曜日であり、テーマに合わせたゲストが40分間ほど出演するゲストコーナーがありましたが、7月からマイナーチェンジがあり、新しく「NexStar’s Room」と「Mentor’s Voice」というコーナーが始まっています。
そういった番組のリニューアルが行われやすい7月は、しっかり媒体研究していかないと聴いていないことがバレてしまいますが、媒体研究を丁寧に行うことで新しいコーナーはアプローチしやすかったりするので、ぜひアプローチトライしてみてください。
直接訪問が効果的な場合も
現在、またコロナ感染者数が増えてきているようですが、筆者自身は定期的にメディア訪問の予定が入っており、直接お会いするメディアプローチができています。
個人的には、初めてお会いする方などには一度きちんとお会いすることで、企画の相談など2回目以降に繋がりやすいという印象があります。
まとめ
社内間のコミュニケーションや情報収集、リリース作成etcと、ただでさえやることが多い広報担当者だと思います。
大まかな年間スケジュールを作成されているとは思いますが、改めて、7、8月をメディアアプローチの強化月間にしてみると、いつも以上にメディアリレーションが上手くいく可能性が高まると思いますので、ぜひ、参考にしていただければと思います。
【ニックネーム】元埋立地在住
【これまで担当した業界】士業、経営コンサル、お酒、金融、フィットネス、恋愛、AIなど
【趣味】アメフト観戦(今年のSBもLIVE観戦予定)、ラジオを聴く、コーヒー
【プチ自慢】週末は母校で野球部のコーチしています!