自著を出版している専門家にとって、書籍PRはその存在を広く知ってもらうための重要な広報活動です。
従来の「書籍抜粋記事」という形に加え、近年ではSNSやインフルエンサーを活用した新しい手法も登場し、時代とともに進化を遂げています。
ここでは、従来型から最新の書籍PR手法までをご紹介します。
① 書籍PRの基本、書籍抜粋記事
オンラインメディアを活用した「書籍抜粋記事」は、書籍の一部を記事として紹介する方法です。読者の興味を引き、購入へとつなげる効果が高い施策です。
進め方としては、書籍の一部から記事化できる構成案を作り、オンライン媒体に提案するのが一般的です。
この施策で重要なのは「媒体側が採用しやすい抜粋部分や構成案を提示できるか」という点です。採用角度を高めるためには、読者の関心に直結するテーマや切り口を意識することが求められます。
② ショート動画を活用した書籍PR
「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視する現代の読者にとって、ショート動画は認知拡大や売上促進に直結する即効性の高い手法です。
TikTok、Instagramリール、YouTubeショートなどのプラットフォームで配信される1分以内の短尺動画は、新しい読者層を開拓するのに非常に有効です。
代表的な事例として、TikTokの「#BookTok」タグをきっかけに『同志少女よ、敵を撃て』が大きく話題となり、累計50万部超のベストセラーとなったケースがあります。
ショート動画活用のポイントは、戦略的なハッシュタグの設定や、ユーザーの共感を呼ぶ書籍に関連した「悩み解決型」での動画制作など、共感性の高いコンテンツ設計です。
③ インフルエンサーを活用した書籍PR
書籍のテーマと親和性の高い専門家や、信頼されるインフルエンサーに紹介してもらう方法は、企業広告よりも高い説得力を持ち、購買を大きく後押しします。
また、インフルエンサーの投稿は、読者自身がSNSに感想や書評を発信するUGC(ユーザー生成コンテンツ)を生み出すきっかけにもなります。UGCは企業発信の広告よりも高い信頼性と拡散力を持つため、その創出を促す仕掛けづくりも有効です。
この手法で重要なのは、単なるフォロワー数ではなく「フォロワーの熱量(エンゲージメント率)」や「書籍テーマとの親和性」を基準に人選することです。エンゲージメント率の高いインフルエンサーこそが、書籍プロモーションにおいて強力な味方となります。
往来の形に加えて新しいPR方法の実践も!
読者の情報収集方法が多様化する現代において、書籍のプロモーションは「書籍抜粋記事の活用」「ショート動画の活用」「インフルエンサーの活用」といったデジタル手法を戦略的に組み合わせることが成功の鍵となります。
ぜひ、新たな書籍PRの方法も含め、パーソナルブランディング広報を実践してみてはいかがでしょうか。
【ニックネーム】はる
【これまで担当した業界】出版など
【趣味】カフェ巡りと漫画を読むのが好きです
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