ドローンを活用したPR動画は、もはや自分でも作成できる!?

こんにちは。最近一番ほしいものは、飲んでも記憶を無くさない脳みそです。エイミーです。

さて、最近もはや“あたりまえ”になってきた感のあるドローン。PR動画などでも頻繁に使われていますね。
たとえば、フランス人男性がフランス語(ふう)の語りで宮崎県小林市を旅して、「実はナレーションはフランス語ではなくて地元の方言だった」というオチで、「ACCグランプリ」や「2016 OCC賞」を受賞した宮崎県小林市のPRムービー「ンダモシタン小林」もそうです。小林市の豊かな自然を紹介するうえで、空撮が効果的に活用されています。

自分でも作成できる!?ドローンを活用したPR動画

■予算が少なくても空撮はできる

最近では、ドローンでの空撮を請け負う会社もずいぶん増えてきました。比較的安価な値段で撮影を請け負ってくれます(1時間数万円~)。さらに、少し前までは「価格面でも機能面でも、一部の専門家や訓練された人しか使えないもの」というイメージがドローンにはありましたが、個人でも十分購入可能、かつ、操作可能なものになってきています。

国内でドローンというと、一時期、「素人が飛ばして問題を起こした」という報道が続いたため、個人では所有できないと思っている方も多いと思います。しかし、国土交通省が定める「無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール」を遵守すれば、個人でも飛行可能です。一部の場所(人口密集地域や空港周辺など)は、事前に国土交通省に対して申請の必要がありますが、それさえ守れば問題ありません。
また、最近の機種は価格面も安価なモデルが登場し、かつ機能は向上しています。

■実際に撮ってみた

そこで、さっそく自分でもドローンを購入してみて、個人でも使いこなせるものなのか試してみました。個人的には、十分使いこなせると感じました。

20170128奄美大島土盛海岸
https://youtu.be/B0ZVaeiG_-g

こちらは、ドローン購入後、3回目のフライトで撮影したものになります。特別な訓練などは受けていません。PR目的のものではなく、純粋に旅の記録ですが、撮影場所である奄美大島土盛海岸の魅力は伝わるのではないかと思います。

操作は、スマートフォンに専用アプリを入れると、スマフォがコントローラーになります。さらに、私が購入したドローンはZerotech社の「Dobby D100B-H」というもので、重さが199g、デジカメ感覚で持ち歩けます。お値段もデジカメ感覚です(余談ですが、先ほどの国土交通省の飛行ルールは「200g以上のドローン」を対象としているので、Dobbyは飛行ルールの適応外になります。とはいえルールは遵守しましょう)

■編集も音楽もフリーソフト

とはいえ、ただ撮影しただけではPRに使える動画にはなりません。まず、ドローンは基本的に音を録音できないものがほとんどです(録音できてもプロペラ音がうるさいだけになるからだと思われます)。
また、これは慣れの問題もあるのでしょうが、旋回したり、高度を変えたりする時などは、どうしても動きが不安定になります。そこで編集が必要になります。
ただし、編集も一般的なパソコンにインストールされている編集ソフトや、ネット上に存在するフリーソフトで十分に対応できます。先ほどの動画の場合、編集時間は40分ほどだったと思います。

■気軽に撮影出来て予算も抑えられる自分空撮

予算が潤沢にあったり、クオリティの高い動画を作成したかったり……、という場合は、潔くプロに相談すべきだと思います。ただ、頻繁に空撮動画を撮影したかったり、とにかく予算を抑えたかったり、という時には、自分で空撮することを選んでもよいと思います。

たとえば農業をされている方や、レストラン経営など食に関する事業をやっていらっしゃる方であれば、畑の様子を季節ごとに撮影して、自然の豊かさや食の安全を動画で訴求することができるかもしれません。
小林市のように、自治体のPRにドローンを活用するのも効果的です。動物園などのようなテーマパークでも力を発揮できそうですね。

ここ最近で一気に身近になってきたドローン。
思い切ってPRに活用してみるのもありかもしれません。
ただし、ご利用はルールを守って、くれぐれも周囲にお気を付けて!