もしも、松岡修造氏が、広報担当者だったら

みなさん、こんにちは。

テニス選手の錦織圭氏がバルセロナで優勝するなど
話題になっていますが、その一方で、テレビ番組で解説などを
担当する松岡修造氏の活躍には、目を見張ります。

元テニス選手という経歴を活かした、芸能活動はもちろん、
最近では、ある大学が調査した、「理想の上司」の第一位に輝くなど、
活躍の例は、枚挙にいとまがありません。

ところで、一つの分野で活躍した人は、
他の分野でも、同じように活躍できるという話を良く聞きます。

(まさに、修造氏が、この例に当てはまりますね)

筆者はふと、修造氏が「企業の広報担当者」だったら、
どのような活動を展開するのだろうかと、考えました。


そこで、今回は、テレビ局へのプロモート活動において実施する、
下記3点について、「修造氏なら、どのように活動するのか」を、
修造氏の書籍や過去の言動を踏まえ、類推いたしました。

【1】 番組分析
【2】 番組への「飛び込み」営業
【3】 番組へのプレゼンテーション

さらに、この3点に対して、

・修造氏
・一般的な広報担当者

の、それぞれが起こすであろう行動について記載。

それぞれの内容を比較しながら、広報活動において、
「修造氏から学べること」について、説明しております。

筆者と共に、「修造イズム」を、広報活動に取り入れていきましょう!

~ テレビ局へのプロモート活動内容 ~

【1】番組分析

 普通なら → 座りながら、1倍速で観る
 修造なら → 腕立て伏せをしながら、2倍速で観る

■解説

テレビ局へのプロモートの前に、
各番組の内容を、分析することが必要です。

一般的な広報担当者であれば、番組内容を、
座りながら「1倍速」で観るはずです。
(当たり前ですよね。筆者もそうです)
しかし、修造氏は違います。

修造氏なら、トレーニング(腕立て伏せなど)をしながら、
番組内容を「2倍速」で観るはずです。

「2倍速」で観ることで、報道分析にかかる時間を短縮しつつ、
テレビ局に足しげく通うための、「体力」をつけながら、
テレビ局へのプロモート活動の準備をするはずなのです。

「書き手(筆者)の妄想」だと、思った方は、少しお待ちください。
修造氏の著作によると、普段の生活において、テレビを観るときは、
トレーニングをしながら、「2倍速」で観ているとのこと。

(参考書籍:人生を変える修造思考!〈アスコム〉)

理由は、

トレーニング: 時間の有効活用(または体を鍛える)
「2倍速」 : ご自身の滑舌の良し悪しのチェック

の2点です。

トレーニングをしながら、テレビを観ることが、
時間の有効活用(または体を鍛えること)になるのは、
なんとなくわかります。

重要なのは、「2倍速」の理由についてです。

その理由は、出演番組での発言内容を、2倍速で聞いて、
すんなりと理解できれば、「滑舌が良い」と判断するため、とのこと。

(古舘伊知郎さん、池上彰さんの話は、2倍速でも聞き取りやすいそうです)

以上から類推すると、修造氏が広報担当者になったら、

・トレーニング → 番組との交渉に備え、体力を付ける
・「2倍速」で観る → 報道分析の所要時間の短縮

の2点を実施することは、十分に考えられると思います。

ただし、みなさんが、このノウハウを実践するときは、
周りに人がいないことを確かめてから、した方が良いと思います。
周りの人から、好奇の目で見られるかもしれないからです。
(筋トレしながら、報道分析するのは、ちょっとオカシイかなと)

■修造氏から学ぶこと
体を鍛えながら、「2倍速」で番組分析をする
(ただし、周りの目に気を付けて)

【2】テレビ番組への飛び込み営業

 普通なら → 「いやだな、今日もテレビ局に、飛び込み営業するのか…」
 修造なら → 「やったぁ、今日もテレビ局に、飛び込み営業できるんだ!」

■解説

広報担当者であれば、アポイントが取れていないにも関わらず、
テレビ番組への飛び込み営業を、しなければならないこともあるはず。

一般的な広報担当者(というか一般人も)であれば、
「営業先(番組担当者)に、邪魔扱いされるのかもしれない」などと悩むのでは。
(当たり前ですよね。筆者もそうです)

しかし、修造氏は違います。

修造氏なら、「喜んで、飛び込み営業をする」はずです。
断られようが何だろうが、「絶対に良いことがある」と前向きにとらえ、
果敢に、番組担当者に接触するはずです。

これまた、「筆者の妄想」と思う前に、下記をお読みください。
修造氏は、どこにでもあること(利便性が高いこと)で、
逆に「ありがたみ感」が湧きづらいとも言われる、某大手ファストフード店に
行くときにも、「やった、今日はこの店に行けるんだ!」(前掲書)と、
いつも興奮するそうです。

その理由を、このファストフード店を、「どこにでもあるもの」ではなく、
「特別なもの」として、捉えているからだと言います。

世界中に店舗展開している、このファストフード店について、
「世界のことについて学べるところ」として、“勝手に”想像。
国ごとに、味や素材が異なることなど、
毎回新たな発見があるため、楽しくて仕方がないということです。

以上から、テレビ番組への飛び込み営業に対しても、
単なる営業活動と捉えずに、「新たな価値」を見出しながら、
果敢に行動すると、類推します。

例えば、飛び込み営業をしまくると、「折れない心が身に付く」と考え、
ワクワクしながら、営業する姿を想像します。

■修造氏から学ぶこと
飛び込み営業は、新たなスキルが身に付く場だと捉える

【3】 番組へのプレゼンテーション

 普通なら → 資料を見ながら、説明
 修造なら → 資料を見ないで、説明

■解説
上記のプロセスを踏まえ、やっと番組担当に
プレゼンテーションする機会が訪れました。

一般的な広報担当者は、入念に準備した資料を見ながら、
プレゼンテーションをすると思います。
(当たり前すぎて、疑いの余地すらありません)
しかし、やはり修造氏は違うのです。

プレゼンの実施時には、資料を全く見ないで、
番組担当者に説明をするはずです。
(プレゼンの前には、資料を見ていると思われますが)

修造氏は、自身が出演する「報道ステーション」において、
手に資料を持たないで、ニュースについて解説。

その方が、「自分の言葉」でしゃべれるため、
相手に伝わる度合いが高くなると述べています。

さらに、前掲書の読者に対して、営業先への提案時にも、
自分の言葉でしゃべった方が良いとしています。

世界的なスポーツ選手などに、
インタビューを実施してきた修造氏の知見が、垣間見えます。

■修造から学ぶこと
プレゼン時は、資料を見ないで、自分の言葉でしゃべる

以上、だいぶ長くなってしまいましたが、
最後に、修造氏の下記の発言を紹介し、
本メルマガを締めたいと思います。

「できないって言うな!!」
(修造氏の「LINE」スタンプから引用)

みなさまのご参考になれれば幸いです。
※人物名称について、一部敬称略としております。