みなさんこんにちは。
今年度も残すところあと1カ月。
年度末で大忙しの方も
新年度、新しいことを始めようとワクワクしている方も。
慌ただしいながら、春に向けて少しずつ心が弾む
そんな季節になりましたね。
毎年この時期から徐々に増え出す話題といえば
「新入社員」や「内定者」にまつわる話題。
大手企業の入社式や『上司にしたい芸能人』の調査などは
毎年恒例のニュースになっています。
就職氷河期や少子化の影響から、新入社員が減っているとは言え
今年も様々な切り口で報じられることでしょう。
新入社員研修を始めとした、
“企業の人材育成”や“人事制度”等に関する話題は
実はPRにおいて非常に大きな切り口になります。
「新入社員」について、どれだけのメディアが取り上げているのか
昨年2012年3月~4月の2カ月間の露出件数を調べてみました。
●全国紙&ビジネス誌…648件
●テレビ(キー局)…187件
全国紙・ビジネス誌・キー局と言うメジャーな媒体のみに絞っても
これだけのメディア露出があります。
また4月は新入社員ネタに限らず
社員育成や人事制度などが多く取り上げられる傾向にあります。
昨年8月「改正高年齢者雇用安定法」が可決され、
今年4月から「65歳定年」が始まりますから
メディアでは今まさに【定年】というキーワードが多く取り上げられています。
この時期は、展開している事業の内容に関わらず
独自の人材育成施策、人事評価や社内大学、定年制度など
“企業としての露出”の大チャンスなのです。
「いやいや、研修や社内制度が取り上げられても
商品が売れなきゃ意味ないんだよ!」
と思う方、多いのではないかと思います。
ここからは、“企業としての露出”の意味、効果についてご説明します。
最大の効果は【他社との差別化】にあります。
コンサルティング業界やインターネット業界など
“目に見えない商品”を扱う場合
価格以外での他社との差別化や、継続的な情報発信が難しく
商品そのもののメディア露出はなかなか困難な場合があります。
消費者の目線から見ても
“目に見えない商品”はスペックや見た目で選ぶことできない為
“選ぶ基準”を持つことが難しいのではと思います。
こんな場合に、“企業としての露出”が増えることが効果的です。
企業としての認知度を向上し
好意的な感情を獲得することで
各ステークホルダーに“選ぶ基準”を与え、
他社との差別化を図ることができるからです。
当然のことながら、“企業としての露出”は
【ブランディング】にも寄与します。
社内での取組みや制度には、
企業理念や文化、ポリシーや考え方が反映しています。
例えば
・積極的な営業が強みの会社だから、精神鍛錬の為に富士登山。
・安全第一。失敗は絶対に許されない業務だから、新人研修はみっちり1年間。
・女性向け商品が主力だから、女性活用には特に積極的。
・ベテラン職人の腕がウリだから、70歳現役社員が多く在籍。
・最先端の技術を生み続けるために、毎週土曜は社内勉強会。
等と言うように。
“企業としての露出”は、企業理念や考え方が取り上げられるということであり
それよって世の中に与えるイメージが、ブランドを確立していくのです。
弊社が日ごろPRのお手伝いをさせて頂く際
驚くほど個性的な社員研修や、羨ましくなるような人事制度
住みたくなるようなオフィスや、恋してしまいそうな女性社長…等々
魅力的な企業に多く出会います。
しかしその多くは
社員自身がその魅力に気付いていなかったり
PRの切り口になるとは思っていなかったりするものです。
「もしかしてウチのあの取組みも…?」と心当たりのある方は
ぜひご一報ください、お邪魔させて頂きます。