みなさん、こんにちは。気温もだいぶ下がり、秋らしい季節となってきました。
新型コロナウィルスが日本で拡大し始めてからもう約半年が経とうとしています。まだまだこの状況がしばらく続く中、コロナ禍における企業PRの活動も変化し続けています。オンライン記者発表会やオンラインイベントの試行錯誤、テレワークが増える中メディアともなかなか連絡が付かないですよね。
今後、企業の経営方針や広報戦略は社会の動きに合わせて判断することが今まで以上に求められています。これらの情報を世の中に発信していくための社内リソースやノウハウが足りない場合に貢献できるのがPR会社です。
PR会社は社内外との円滑なコミュニケーション能力、プレスリリース作成に必要な文章力や、メディアリテラシーなど、様々なノウハウを持っています。成果の可視化がしにくい広報部門には、多くの人件費を割り当てられないという企業も多いため、即戦力のあるPRパーソンを持つPR会社は、企業の頼もしいパートナーになれるのではないでしょうか。
そこで今回は、PR会社への依頼を決断した企業やすでにPR会社に依頼している企業の広報担当者向けに、より成果にもつながる可能性がある「PR会社との効果的な付き合い方」について4つのポイントを紹介します。
1、活動・目標の共通認識
近年では、広告換算額やメディア露出数のみでは効果を測ることが難しく、企業によってPR活動から出したい結果は異なります。そのため、PR会社と連携を取る際クライアントは、企業のミッションやビジョンをきちんと共有し、PRからどのような結果を求めているのかを伝えることによって、PR会社もメディア目線で最終目標に向かった戦略を立てることができます。
ビジネスを加速させるためにも、戦略的なPR活動の効果を最大化し、パートナーと同じ活動目標を持っていることが重要です。この共通認識を持つことにより、今後の活動が、目標達成やそのための課題解決に繋がるか、確認しながら進めることができます。
以前、PR活動の効果は見えにくいため、「PRのKPIを設定する際に考えておくべき3つのポイント」を紹介させていただきました。
2、PR会社への情報提供はできるだけ多く
PR会社にはニュースリリースや企画書など様々な資料を作成していただくと思います。もちろん、代理店として様々な事例を持っており、メディアに注目されそうなタイトルや見やすいレイアウトのノウハウを持っています。ですが、リリースで最も重要なコンテンツが伴っていないと、いくら見栄えがすごくても取り上げられません。
情報が少ないと、リリースの内容も薄くなってしまうため、PR会社にはできるだけ多くの情報を提供できるよう手配してください。情報が多ければ多いほど、PR会社側のクライアントへの理解もより深まり、良い結果につながる可能性が高まります。
3、PR会社が使う方法やアプローチの仕方をどんどんインプット
PR会社へ仕事をお願いする場合、社内の人員や専門知識が足りないなど、理由は様々だと思います。
自社で足りていない部分をせっかくプロにお願いするのですから、プロの意見を聞き入れましょう。アドバイスをきちんと聞き、PR会社から学べることはしっかりインプットし、社内にもPRについて語れるよう学習しましょう。
4、信頼関係を築く
PR会社と上手に付き合い最後のポイントは、信頼関係を築き上げることです。お互い、円滑に業務を進めるためにも、どんな業務も任せっきりにせず、目標の共通意識を持って、二人三脚で目標に向かって取り組む姿勢が大切です。安心・信頼されるためにも、しっかりコミュニケーションを取り、対話することが重要です。
また、PR会社と自社内の各部署を連携させ、コミュニケーションを取っていただくことも成果につながると考えられます。追加情報を求めてくるメディアからのお問合せはレスポンスが早ければ早いほど取材獲得につながりやすくなります。広報部を間に入れず、直接PR会社と各部署がやり取りすることでタイムロスを防げます。お互いを信頼できる関係性を深めることにより作業効率の向上にもつながり、成果を最大化できるのです。