こんにちは。
8月も終わりに近づいていますが、まだまだ暑い日々が続きます。
健康管理には十分気をつけたいですね。
さて、健康管理といえば、最近弊社では、目の健康を気遣う社員が
増えてきました。ご存知の方も多いかと思いますが、「パソコン用メガネ」
なるものをかける人が多くなってきたのです。
「近視用メガネ」でも「老眼用メガネ」でもなく、はたまた「花粉症
対策用メガネ」でもない、新たな機能性メガネ「パソコン用メガネ」。
いつの間に、こんなカテゴリーのメガネができたのかしら・・・。
と、自分が取り残された気分になってしまう程、瞬く間に認知度が
上がった「パソコン用メガネ」の巧みなPR施策を今日はご紹介
したいと思います。
今まで聞き慣れなかった「パソコン用メガネ」という新カテゴリーのメガネ
が市場に浸透してきたのは、他でもないメガネメーカーさんによる巧みなプ
ロモーション活動によるものですが、ここでは特に、社内でも愛用者が多い
株式会社ジェイアイエヌさんのJ!NS PCの例をとって紹介したいと思います。
同社のプロモーションが秀逸だったのは、端的に言うと、客観性のある情報を
豊富に活用した点にあります。自らの主張は最低限にシンプルにまとめ、
なるべく「他薦」という見え方になるよう工夫しています。しかも多様な視点
で商品特性を語ってもらったところに、認知度が加速度的に広がった鍵がある
と考えます。
まず初めに、出来るだけ多くの人に「自分ごと」としてとらえてもらうために
「健康」というテーマを切り口に情報を発信しています。
「ブルーライト」という光に着目し、
・現代の生活環境では、いかにブルーライトに接触する時間が増えているという事
・この光が目の疲れのみならず、睡眠の質にも影響を及ぼすという事
この2点を科学的なデータや専門家の解説を交えて公表することで、情報の
信憑性を高め、説得力のある内容として認知してもらいます。
さわりのところで疑いの目で見られない事は非常に重要です。
次にブルーライトによってもたらされる懸念点を解消してくれる製品として、
同社のメガネを購入するメリットをわかりやすくシンプルにまとめています。
小難しい機能細部の説明を控え、「ブルーライトを●●%カット」というよう
に、キーメッセージを一言に集約し、数字を用いて簡潔に表現。
また1500種類という豊富なラインナップで、多様なニーズに応えられるよう
にしている一方で、基本的な価格帯は2パターンに抑えるという明朗会計。
我々消費者にとっては、わかりやすさが何よりも、商品購入時の敷居を下げて
くれる気がします。加えて言うならば、J!NS PC という直感的に分かりやすい
ネーミングも認知度を上げた一因であると思います。
最後に、実に様々なジャンルのインフルエンサーを巻き込んで情報発信を
しています。ざっとHPを拝見しただけでも、
・東京大学名誉教授 / 増田記念アイケアクリニック院長 増田 寛次郎先生
・南青山アイクリニック 副院長 井手 武 先生
・杏林大学 医学部 精神神経科 医学博士/教授 古賀 良彦 先生
・田園調布眼科 院長 石川 まり子 先生
といった専門家からのお墨付きの他、
・日本マイクロソフト(株)を始めとする多企業での納入実績
・佐藤可士和さん等による著名人からの推薦
・(社)日本PTA全国協議会の推薦商品 および
(社)全国子ども会連合会の推奨商品に認定
など、職場から教育現場まで実に幅広い分野のインフルエンサーを巻き込む事で、
多くの人に「自分ごと」として関心を持ってもらう事に成功し、短期間のうちに
認知度の拡大を図る事が出来たのです。
このように、ひとつの商品であっても、それぞれ立場の違うインフルエンサーに
それぞれの角度で語ってもらい、多面的に効果を実証してもらうという手法は、
関わる人の母数を増やし、短期間で認知度を高めていく上で非常に有効です。
場合によっては潜在顧客の発掘にも繋がり、PR効果としては非常に高いものを
得られる事もあるでしょう。
これを機に、是非自社の製品でも応用可能か、探ってみてはいかがでしょうか。
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