メーカー機能を持ち合わせた企業の場合、自社製品の情報発信も大切な広報活動の一部です。今回は比較的メディアで露出されやすい新商品発売時や季節限定商品発売時に、より効果的なメディア露出を実現する方法をご紹介します。
Web・雑誌・新聞と、媒体ごとのアプローチ方法をお伝えします。
web媒体へのアプローチ法
Webで新商品の露出を獲得するには、
➀各媒体の新商品紹介コーナーでストレートニュースとして紹介してもらう。
➁編集記事として、編集部員やライターに取材してもらい紹介してもらう。
の2種類があります。
新商品紹介コーナーを狙う場合は、ほとんどの場合はコーナー担当者がいるので、担当者あてにアプローチを行うと良いでしょう。新商品コーナーよりもう少し踏み込んだ、「情報量の多い露出を獲得したい!」という場合は、編集記事の1つとして紹介してもらうことを狙いましょう。
その場合は、商品の基本的な情報だけでは難しいので、対象商品の使用方法や意外な使われ方、また複数同時に発売されている場合はランキング情報などを盛り込んだ資料を作成します。
実店舗がある場合は編集部員が実際に出かけてレポートを行う「お出かけコーナー」で検討してもらえることもあるので、店舗情報も記載するとより良いと思います。
このように工夫した資料を使ってアプローチを行うと編集部員も記事構成のイメージがつきやすくなるので、掲載および取材の可能性が上がります!
雑誌で紹介されたい!
商品紹介コーナーが存在する雑誌は大きくわけて女性誌・男性誌・モノ誌の3種類になります。
なかでもモノ誌は、文字通り「モノ」を紹介しているので、新商品や季節限定商品は幅広く取り上げてもらいやすい商材です。新商品を情報提供する際の最大の注意点は「情報提供を行う時期」です。
新商品を紹介するコーナーは、その商品の発売日が雑誌発売日より後になることを条件にしていることが多いです。仮に12月1発売の商品で、11月15日発売の雑誌に載せてもらいたい場合は11月15日の約1か月前10月15日までには情報提供を行う必要があります。
女性誌は編集の進行がより速いので掲載したい号の3ヶ月前からアプローチを行うと良いでしょう。情報提供の時期を間違ってしまうと、「もう少し早く教えてくれたら載せられたのに!」と言われてしまうことも・・・。
各雑誌の発売日を確認し、タイミングを逆算して確実なアプローチを行うことが露出獲得のカギとなります。
新聞で紹介されたい!
全国紙でも媒体によっては新商品紹介コーナーがあります。紹介される枠が狭く掲載のハードルは高いですが、コーナー担当は決まっているので、まずは担当者に情報提供を行うことが大切です。
それ以外でも、新聞で取り上げてもらいたい場合は、世の中の流れやトレンドと新商品を掛け合わせた企画書を作成しアプローチするのも有効です。企画書を作成しアプローチを行うと、狙い通りの取材が行われることもあるので、効果的な露出を獲得することも可能です。
まとめ
以上、新商品・季節限定商品発売時のメディア露出獲得法をご紹介させて頂きましたが、基本的に新商品は発売時に一番注目されるので、露出の最大のチャンスです。
この機会を最大限に活かせるよう早めに準備を行い、緻密なスケジュールを立て、余裕をもったメディアアプローチを行うことが大切です。