過熱する「インバウンド」、メディアの反応は?

こんにちは。
10月も半ばに差し掛かり、すっかり秋めいてきましたね。
先週は「国慶節」という中国の祝日があったそうで、街中では
中華系の観光客の方々を多く見かけた、という方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

政府の調査によると、訪日外国人客数は今年1~8月で1287万人に
達しているとのことで、ますます国内の「インバウンド」熱が
高まっています。

さて、そんな「インバウンド」、元来は「外から入ってくる」という意味で
海外からの旅行客やパッケージツアーのことを指していましたが、
訪日外国人観光客の急増を受け、今では旅行関連の企業以外にも、小売りや
その他の様々なサービス業など、この「インバウンド」を商機ととらえている
企業様が非常に多くいらっしゃいます。

もちろんメディアでも「インバウンド」は盛んに取り上げられていますので、
これはPRのチャンスでもあります。

そこで今回は、この1ヶ月間に主要なメディアで取り上げられた
「インバウンド」の露出について分析し、皆様にご紹介したいと思います。

【新聞(主要全国紙)】(2015年9月13日~10月13日、日経テレコン調べ)

■ヒット件数:273件

■記事一例:
・訪日客取り込み、医療などと連携、日本旅行が専門部署。
2015/10/12 日経MJ(流通新聞)

・「回らぬ寿司」訪日客狙う、カッパが2号店、外国語対応を強化。
2015/10/12 日経MJ(流通新聞)

・博多大丸、訪日客対応を拡充 ラオックス開業に対応
2015/10/10 12:53 日本経済新聞電子版ニュース

■露出から見る媒体の傾向:
各企業が、訪日客に向けてサービスを強化、あるいは新サービスを開始し、
顧客増を狙ったり、訪日客への「おもてなし」を手厚くしたりしている、
という企業情報が多く取り上げられています。

インバウンド関連で新情報がある場合は、アプローチすると
露出の確度が高そうです。

また、アプローチ先としては、経済部などが考えられますが、
経済部の中でも「観光担当」「企業担当」などと担当者が細かく
分かれているため、提供する情報にあわせ、
担当記者を特定してアプローチするとより効果的です。

【ビジネス誌】(2015年9月13日~10月13日、日経テレコン調べ)

■ヒット件数:32件

■記事一例:
・株価下落でも「中国爆買い団」が減らないワケ/欧米旅行は急減し、
日本に人気が集中
2015/10/02 東洋経済オンライン

・中国人がドラッグストアにハマる本当の理由/台湾カリスマ案内人、
日本製品の魅力を語る
2015/10/01 東洋経済オンライン

・景気観測:外国人旅行者急増でも効果小さい
重要な輸出に下振れリスク
2015/09/15 週刊エコノミスト

■露出から見る媒体の傾向:
株価などの日本経済と絡めてインバウンドを考察している記事が多く
見受けられます。PRで展開するには、自社サービスだけでなく、
業界動向などといった大きな枠組みで情報提供すると、メディアの
興味関心を引く可能性があります。

例えば業界動向について詳しい社員がコメントできることをメディアに
アピールすることも一つの手です。
また、「国慶節」のような、メディアがインバウンドに特別興味
を持つタイミングを狙ってアプローチすることも重要ですね。

いかがでしょうか。弊社ではこの他にも、テレビでの露出を
獲得するための分析なども日々行っております。

今後も過熱が予想される「インバウンド」、もしこういった切り口にてPRを
検討されている場合は、ぜひ弊社までご相談くださいませ。