こんにちは。
いきなりですが、みなさんの会社では、
お客様とコミュニケーションを行う際、何を目的としていますか?
では、自社サイト(Webサイト)では、何が目的で運営されていますか?
商品の販売、お客様とのコミュニケーション、企業ブランドの向上、
人材採用などの企業のWebサイトは、
単なる商品や企業情報の告知だけではないミッションを課せられる、
お客様との重要なコミュニケーションツールです。
しかし、様々な会社のWebサイトを拝見していると、
旧来からのお客様とのコミュニケーション手法である広報活動と
Webサイトがうまく連動していないと感じることは少なくありません。
特に最近よく見受けられるのがCSRなどの社会貢献活動を
広報が一生懸命伝えようとしているのに、外からみると、
その会社がなぜそのような活動をしているのかよくわからないという例です。
Webサイトや広報、CSRは企業とお客様を結ぶ
コミュニケーションの手法であるはずなのに、
なぜ、このような事が起こるのでしょうか。
それはお客様とのコミュニケーションの間で
伝えたいメッセージと目的が会社全体で
共有出来ていないからではないでしょうか。
みなさんがよくご存知のサンドイッチの「サブウェイ」、
この会社は2つのWebサイトを運営しています。
「日本サブウェイ」 http://www.subway.co.jp/
「野菜ラボ」 http://www.831lab.com/
この2つのWebサイトから感じる彼らのメッセージは
「野菜をサンドイッチで食べて幸せになってほしい」
いう事だと思うですが、それぞれのサイトの目的は違います。
「日本サブウェイ」のWebサイトでは商品やセールスプロモーションの情報を伝え、
情報告知が主目的ですので企業側からの情報発信を一方的に行う
静的なWebサイトの設計になっています。
野菜ラボでは野菜の栽培に関するセミナー開催など、
CSR活動の告知やツイッターを利用したサブウェイファンとの
コミュニケーションを積極的に行う、動的なWebサイトの設計をしているのです。
このように目的が違う場合、設計を変える事により効果的なWebサイトが作れます。
2つのWebサイトを互いにリンクしたことにより、SEO上も効果があり、
目的にあわせて最適なサイト設計ができるのです。
実際、野菜ラボは担当者のツイッターが大人気となり、
3500を超える人がフォロワーとして登録されています。
これらのフォロワーは今もリアルタイムに要望、意見、喜びの声、苦情を寄せて
サブウェイにとって貴重なマーケティング情報になっているのは間違いありません。
みなさんもこれを機会に自社のコミュニケーションと
Webサイトの目的を今一度見直してみてはいかがでしょうか。
コメントを残す