著者である皆様へ。
文字で紡がれた物語や知識、経営者の場合、会社の歴史、サービス、これまでの苦労、自負、未来への展望。医師、弁護士、専門家であれば、独自の考え方、ノウハウなど。世に送り出すことは、一つの楽しみであり誇りです。しかし、素晴らしい書籍を書いたとしても、それを多くの人に届けるためには別途の努力が必要です。
この原稿では、著者が本や作品を売り出す際に役立つアドバイスと戦略をご紹介します。
1. そもそも何のために出版するのか
やはり、出版後の反響、メディア露出(書評、取材、インタビュー)、問合せや商談の増加、講演、講師の依頼などもあるでしょうが、最終的には、やはり売上増といったとことになるかと思います。
そこまでの導線を得るために、必ず発売前から、新たにウェブサイトやSNSプロファイルを整え、自身の作品に関する情報をわかりやすく発信する準備、宣伝、販促、必要に応じて広告戦略そのものを執筆スケジュールにしっかりいれておきましょう。
2. 大手書籍販売webサイトへの施策が大事
ゲラ完成後、出版社の許諾も得た上で、情報公開解禁日の設定の上、通常発売2週間大手書籍販売サイトでの予約販売が可能かと思います。また各種のチラシ、バナーなどの掲載、バナー広告などは極めて有用です。
3.書店で買ってもらうことが、それでも重要
出版社の方にうかがうと、これだけ書店の少なくなった時代でも実際の販売比率では、書店:大手書籍販売webサイト=7:3、6:4くらいだそうです。
知り合いや友人親戚に購入協力をいただくことも大事。できれば書店まわり、書店イベント、セミナー、講演なども出版社頼りでなく、独力の交渉、人脈などで設置することができればとても効果的です。このようなポジティブなリアル展開は、新しい読者にも強い印象を与えます。
ご自身の経済圏(大都市、県庁所在地などだけ)でなく、出身地での書店でのサイン会、講演・セミナー参加などに、積極的に参加することで、読者と直接交流し、作品を宣伝するチャンスを得ることがあります。通常のビジネス以外での思わぬ新たな知り合い、人脈をオーガニックに得られることがあるのは、出版タイミングならでとなりえます。
4. バックエンドの仕掛けとは
やはり出版社との事前相談確認はが必要なことはいうまでもありませんが、メディアだけでなく、有力な知人への献本、PDF無料ページサンプルの提供、出版タイミング限定特典のコンテンツ用意などを、メルマガやLPを作成して展開することで、新たな顧客リストを得たりすることができます。このような仕込みが後々のビジネスの成功につながるのです。
著者である皆様、素晴らしい書籍を世に送り出すためには、創造力だけでなく上記のような出版マーケティング、書籍PR、書籍販促のスキルも必要です。プロフェッショナリズムを保ちながら、読者とのコミュニケーションを大切にし、自らの作品を世に広めていくことで、さらなる成功に一歩近づけるでしょう。頑張ってください。
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