こんにちは。
PR会社では、さまざまな業界のお客様の案件を担当させていただきますが、
それぞれの業界ごとに本当にたくさんの業界紙や専門誌があることに驚きます。
業界紙や専門誌は、読者層が限られ発行部数が少ないため、
記事露出を広告換算にすると見劣りがすることもありますが、
業界の発展や企業の業績の向上に寄与する記事を書いてくれる、
いわば業界の応援団です。
私は長年、企業で広報や宣伝の仕事をしてきましたが、
前述のような理由から、上司や先輩社員やから業界紙や
専門誌を大事にするようにと教えられてきました。
業界ごとの特性もあるとは思いますが、PR会社で仕事をするようになって、
広報機能が成熟しているお客様ほど、
それぞれの業界紙や専門誌を大切にされている印象を受けます。
これから広報活動に積極的に取り組まれる広報担当者の方へ、広告効果を狙い、
大手メディアでの露出を狙うことももちろん大切なのですが、
企業広報的な立場としては、業界内でのプレゼンスを高めるために、
業界紙や専門誌とのリレーションにもきちんと取り組まれることをお薦めします。
大手メディアに比べれば記事化へのハードルは低いものの、有力紙(誌)
ともなれば、業界ネタを探す際の参考として、経済系の新聞記者や編集者の
目にとまる機会も多くなり、敷居は高くなっていきます。
定期的にリリースを送り、電話フォローや訪問など、地道な活動をしていきましょう。
余裕があれば年に1回くらい懇親会を開催してもいいかもしれません。
最後に、業界紙や専門誌への情報提供や対応は必ず一律に行ってください。
こちらが思っている以上に、横のつながりは強いですし、
新聞記者のように担当の入れ替わりもないので、
広報担当者より業界や企業のこと(もちろん前任の広報担当者のことも)を
知っている場合が多いからです。
業界紙や専門誌とのコンタクトを密にして、業界の応援団を味方につけて
いってください。