「困ったときの広報ネタの見つけ方」今すぐ着手すべきこととは?

広報担当であれば一度は悩むであろう「どういったネタで自社をPRしたらいいのか」ということに関して、困った際どのようなチェックをしたらいいか筆者なりの考えを紹介していこうと思います。

どういったネタで自社をPRしたらいいのか

よく広報ネタの話になると、

・「世界で一番高い〇〇〜」
・「業界初〇〇〜」

といったものが取り上げられやすいと良く言われていると思います。
もちろんそれ自体とてもインパクトがあるものなのですが、なかなかそういったネタは毎年出てくるわけではないと思います。

また、個人的に広報担当者として大切にしたいと考えているのが、その広報ネタに

・「社会性」
・「メディアが取り上げることによって、見聞きしている人にとってどれだけ有益な情報なのか」

ということをPR戦略を立案する者として、またメディアに情報提供するものとして特に意識する必要があると思います。
では、PRネタに困った際どのようにして発信していくネタを考えていくのが良いのでしょうか?

筆者は下記のように考えるようにしています。

1.【競合の報道分析】
2.【業界やキーワードでの報道分析】
3.【トレンド・時流ネタ×自社の業界】

それぞれ解説していきたいと思います。

1. 【競合の報道分析】

広報業務やPR活動を開始する際、競合の報道分析をしてからキックオフすることが、改めて基本に戻って徹底したいポイントです。
競合が露出している媒体は、自社のサービスやテーマにあっていることが多く、継続して露出できる可能性が高いのではないでしょうか。

やみくもではなく、掲載されうる媒体に、価値ある取材依頼、情報提供を徹底していきたいものです。

2.【業界やキーワードでの報道分析】

先述した報道分析の際に、同時に行っていただきたいのは競合がどういったテーマで露出しているか注視するということです。
その際には、どの時期に・その期間そのテーマで露出していたかもチェックすべきでしょう。普遍的なテーマであれば、競合が露出したテーマで露出の切り口を練ることができます。

報道分析を行っていくことで、毎年何月にこのテーマが取れ挙げられやすいといった傾向がわかったりするのでPR施策を逆算することができるようになります。

3.【トレンド・時流ネタ×業界】

広報担当者として情報を出すタイミングが大切なのは、メディアは「なぜ、今このネタを扱うのか?」ということをとても重要視されています。

また、ネタには当然流行り・すたりがあります。
「SDGs」、「ウェルビーイング」、「心理的安全性」などメディアが積極的に採用したいテーマが報道分析をすることで必ず見えてきます。

筆者も業務をこなしているとどうしてもクライアントの事情に寄りすぎてしまうことが出てきてしまいます。
競合他社の露出を報道分析していくことで、広報・PRのネタ幅が広がっていくと思いますので、困ったら先述したような分析を行い原点に戻ることをオススメします。

株式会社コミュニケーションデザイン PRコンサルタント

【ニックネーム】埋立地
【これまで担当した業界】士業、経営コンサル、お酒、金融、フィットネス、婚活、AI
【趣味】アメフト観戦(今年のSBもパブリリックビューイングで観戦)、ラジオを聴く、コーヒー
【プチ自慢】週末は母校で野球部のコーチしています!