起業して独立、会社をスタート、自立&自律していく上で、パーソナルブランディング、そしてコミュニティづくりは、とても大切です。
また出版をしたり、新たなサービスのローンチをする際などにも周囲から応援してもらえる環境づくりをしておくことはとても重要。身近な人々と話を通して信頼関係を築いておくことやSNS上での適切な情報発信で、取引先などからも信頼を得やすくなったり、未来の商談を有利にすすめることもつながります。
今回は、パーソナルブランディングを実現する上で、どうしても欠かせない「ファンづくり・コミュニティづくり」について説明します。
自分のファンをまず100名つくれるか
あなたが起業したり、商業出版やサービスローンチなどを行ったりする際に、応援してもらえる環境がどれだけ整っているかでその後の勝敗は決まる、ともいえるのではないでしょうか。
例えば、本の商業出版では、最初の一週間の売れ行きでほぼ本の動向が分かってしまうといわれており、Amazonでは書籍が事前予約できるので、その予約数で大体の売上予測が出てしまうとも。。
一方、もし予約段階でAmazon予約数第1位をとれたりすると、その実績を日付さえ明示しておけば、自社WEBやメルマガなどでずっといくこともできます。売れていない本だとわかったら大型書店では店頭からあっというまに引き上げられてしまうことがあるのです。
自社で何か行動を起こすときに応援してくれるファンを100名つくりましょう。
目標は「なにがあっても購入したり、オンラインイベントなどに来てくれる人が100名いる」という状態を目指すことです。
出版の場合、そのコアの100名のファンに「半年くらい前から本が出ます」と半年前から告知をしましょう。
「こんな原稿を考えています」「こんなタイトルどうかな」「こんな表紙は赤色、ブルーどっちが買いたい?」「図はこんなものをいれようと思いますが、意味わかりますか?」などにファンに呼びかけたり「相談」をしていくのです。ファンとのコミュニケーションを活発化させることで、半年後の出版に向けて、ファンと一緒に作り並走してもらうという「願い」ですね。
ファンからすると「本の中に自分たちの意見が取り入れられていて嬉しい」という感情が生まれることがありえるため、予約開始までにどんどん応援意識が高まり、このようなことを実施できている著者のfacebookコミュニティでは、予約部数が伸びやすい傾向にあります。
ファンとファンが共創して真のコミュニティになる
まず、100名のファンをつくるためにするべきことは、、、
・「自分が何をしているのか」を一番身近な友人や家族に話す、SNSで発信する
・「与えられる魅力・メリット」をしっかり提供した上で、上から目線でなく相手に寄り添うコミュニケーションをする
あたりの心がけが大事でしょう。
あなたの事業に賛同し集まってくれたファンの中でも、とびきりのファンを見つけてください。熱意を持って、さらにあなたの良さを周囲に口コミしてくれるコアなファンです。「ある商品やサービスを口コミで知った」という経験は誰しもしたことがあるでしょう。コアなファンが100名集まったとして、その100名が発信をしてくれれば理論上は×100になりますし、よい連鎖が期待できます。
そのためには、やはり日々のSNS発信は重要です。
Facebook・インスタ・Twitter・メルマガ・LPなど、すべてやるに越したことはありませんが、最初から欲張らず、、着手しやすいものから取り組んでみましょう。
できるだけ多くの人に情報を届けるために、各SNSを3〜4割の完成度でもいいので、発信を積み重ねて徐々に上達しようと思うくらいのスタンスでSNSを始めてみると良いでしょう。SNS発信は反応がなくても1〜2年くらいをみて継続して続けていくことが重要です。完璧な発信でなくていいので、しっかりと地盤を固める意味で各SNSに取り組んでみて下さい。
「何を発信すればいいかわからない…」という人は、自分が憧れている人や、競合だと思っている人が何を書いているのかを調べて、パクリや剽窃はもちろんNGですが、いい意味でお手本を見つけて、マネをするところから始めてみてはどうでしょうか。
「いつ投稿したら反応が高いのか?」「どんな文章を入れたら反応が返ってくるのか?」などの効果検証を徐々に楽しみながら実施できるといいですね。
「場」の重要性
自分を「どういう場」に軸を置くのかという「コミュニティ選び」も重要です。
自分に合ったコミュニティ、勉強できる場を見つけることができれば、そこから自身にもコミュニティにもプラスに繋がります。自分がどういう人間であり、どういう人たちと信頼関係を築けるのか?ということがしっかりわかっているということが大事です。
ファーストステップとして、まずは自分が憧れる人がいるコミュニティやセミナーに顔を出してみましょう。雰囲気や、コミュニティでの活動などを把握し、自分はここで頑張れるなと感じたら、ボランティアでも運営陣の方々に教わりながら修行/勉強させてもらうことをすすめます。
半年〜1年くらい経つと、コミュニティの仕組みなどがわかってくるのですが、まだ仕事の売り込みなどは自重して「何かをお互いに無償で頼め合える」ような良好な信頼関係づくりから構築できるといいと思います。「あわてない、あわてない。。。」です。
【まとめ】コミュニティが新しい時代を創る
今回は、パーソナルブランディングにおけるコミュニティづくりについてお話させていただきました。
ネット上での繋がりが加速するこの時代だからこそ、無理して集客をせず、まずは100名くらいの母数があるコミュニティを持ち、コンテンツを作ることができれば将来、サブスクリプションのような課金形式を構築することできえます。1人から5000円受け取れるコンテンツやサービスであれば×100で、50万円にもなります。信頼できるコミュニティが生まれることで見えてくる数字というものもあります。
自身や自社のブランディングのためには、自分のサービスクオリティの担保とSNS上での発信のバランスが重要です。両方、熱量をもって取り組んでみましょう。
ブランディングやマーケティング手法、コピーライティングテクニックは星の数ほどあります。しかし、それ以前に、必要な要素のうちの「何か」が抜け落ちており、ブランディングが欠損している人の方が多いのではないでしょうか。
しかし、何が抜け落ちているかは自分ではわかりにくいもの。。。そういった意味でも信頼できる身内や仲間からの第三者目線アドバイスはとても大事です。
本稿を参考にして、改めて、さまざまなツールにおけるファンとのコミュニケーションを見直してみてはいかがでしょうか。