こんにちは。
9月に入り、少しは過ごしやすくなるかと思いきや
竜巻が起きたり、豪雨に見舞われたり…
なんだか落ち着かない、夏の終わりですね。
みなさまがお住まいの地域は、大丈夫だったでしょうか。
東京は相変わらず毎日暑い日々が続いており
当社のスタッフ間でも、夏バテ・夏風邪が増えてきております。
猛暑でヘトヘトになりながら
おかげさまで、大変忙しくさせていただいたこの夏。
私にとっては、非常に多くのメディア関係者にお会いした期間でした。
担当クライアントに関連するメディアはもちろんのこと
当社が手掛けたイベントやプライベートでも、お会いする機会が多くありました。
ジャンルも様々で
経済紙の記者、女性ファッション誌のライター、芸能リポーター、
モータージャーナリスト、情報番組のディレクター、フードライター等々…
それぞれに魅力的な方たちばかりで
本当に勉強になると同時に
PRマンとして「伝えること」の難しさを痛感した期間でもありました。
今回のメルマガでは、
私がメディアと接するうえで気を付けている
「伝え方」について書きたいと思います。
どんなメディアの方と話す時も、できるだけ気を付けていること。
1つ目は、「伝聞調はできるだけ使わない」ということです。
メディアの方とお話しする時
特に情報提供、アプローチをする時
つい無意識にこんな言葉を使ってはいないでしょうか。
「~~らしいです」
「担当者いわく~」
「~~~~ですって」
“伝聞調”での情報提供。
私にも、心当たりがあります。
特に入社したての頃や、新しいお客様を担当し始めたとき。
商品や業界に対する理解度に自信がなく
ついつい逃げてしまう時に使っている言葉だと思います。
本当はイマイチ理解できていない点があったり
記者に説明するとなると、正直自信がなかったり。
“商品に関する深い理解”といったことは
広報の基本中の基本ですから
当然みなさま、しっかり勉強され、精通なさっていることと思います。
一方で、たとえば広報業務を少ない人数で担当している企業さんや
非常に専門性が高い業種の場合(医療や科学、IT等々…)には
実際の担当者でなければ理解しきれない内容も、あるかもしれません。
そんな時でも、伝聞調での曖昧な話し方は極力避けたいものです。
信頼に欠ける印象を与えますし、
熱意がないように見えてしまうかもしれません。
出来る限り、自分の言葉で伝えつつ
分からないことや自信のない内容については、
持ち帰って改めてご連絡するほうが、良いと思います。
2つ目は、「自分なりの考えを持っていく」ということです。
あるビジネス誌の記者を訪問し
お客様のサービスについて説明していた時
記者が私に尋ねました。
「岩淵さんは、このサービスに対してどう思いますか?」
おしゃべりな私は、持論を語り
記者もまた、自身の意見を熱く語り…
ディスカッションが盛り上がった結果
貴重な意見や要望を聞くことできました。
決して「おしゃべりなほうが良い」ということではありません。
”自分はどう思うか“を語れることが大切なのです。
「商品のすごいところアピール」は
長時間説明をしなくても、プレスリリースや説明書を読めばわかります。
PRマンである前に
一社会人、一消費者でもありますから
その1人としてどう考えるか、どう思うかと、いう意見を交えながら話せるほうが
情報提供にリアル感が増すのではないでしょうか。
自分の言葉で話しているか否かというのは
聞き手に意外なほど見抜かれているものです。
いつも自分の意見を持ってお話なさっている方や
自分のエピソードを交えながら説明なさる方のお話は
すんなりと、とても自然に入ってきますし、
淡々とお話するよりも、魅力的に感じます。
みなさまもぜひ、伝える前にもう一度
「自分の言葉で話せるか」「私だったら、どう思うか」
この2点を考えてみてください。
少しだけ、伝え上手になれるかもしれません。