みなさん、こんにちは
突然ですが、このメルマガを書いている筆者は未婚男性です。
そんな中、いわゆる恋愛指南本として、未婚男性の市場(マーケット)に、
進撃している巨人(書籍)がいます。
その書籍の名は、「ぼくは愛を証明しようと思う」です。
(http://www.gentosha.co.jp/book/b8895.html)
女性にモテない26歳の主人公が、「恋愛工学」なるものを駆使し、
女性にモテまくるという小説(フィクション)です。
この書籍は下記の観点からも、注目されていることがわかります。
■売れ行き好調
- 6月下旬の発売開始からわずか半月で4刷(3万5千部、朝日新聞より)
■著名人からの絶賛の声
- ホリエモンさん(実業家)
→ モテない大学生のときに読みたかった!!!
- はあちゅうさん(作家)
→ 女性が読むと男性の手の内がわかる!!
- 中山祐次郎さん(外科医)
→ 医者が患者と向き合うコミュニケーション論としても素晴らしい。
そんな中、推薦者の一人として挙げられている、
田端信太郎さん(LINE株式会社 上級執行役員)の推薦文が
興味深かったです。
「営業マン必読。恋愛工学とは『営業工学』でもある」
筆者は、この言葉を聞いて「ピン」と来るものがありました。
下記のような仮説を立てられるのではないかと。
「広報マン必読。恋愛工学とは『広報工学』でもある」
今回は恋愛工学における、2つのスキルを筆者が広報の仕事に応用。
その実験結果をレポートします。
■2つのスキル(恋愛工学=広報工学)
【1】 所要時間を伝えて相手と交渉
【2】 相手の評価されていない部分を評価
ちなみに、筆者の後輩の男性社員(20代未婚)が、
この本を神妙な面もちで読んでいました。
番外編では、彼の「恋愛工学」の実践結果についても、
レポートしようと思っています。
■「恋愛工学=広報工学」の2つのスキル
【1】所要時間を伝えて交渉
恋愛工学 → あらかじめ所要時間を伝えて、女性と交渉(いわゆるナンパの時)
広報工学 → あらかじめ所要時間を伝えて、記者と交渉(面談のアポ獲得の時)
■解説
この書籍では、女性との交渉(いわゆるナンパですね)において、
予め所要時間を伝えることで、承諾を得られる確率が上がると指南。
書籍内容から考えると、
「10分で構わないので、お茶しませんか?」などでしょうか。
主な理由は、長時間拘束されないという安心感を持ってもらうため、です。
(しつこく付きまとわれたり、ダラダラ話をされたりしても迷惑ですよね)
その結果、ナンパの成約率が飛躍的に向上すると説いています。
早速実践(ナンパじゃないですよ)。
あるマスメディアとの面談のアポイントを、獲得するまでの過程を紹介します。
■筆者とマスコミとの会話(電話にて)
筆者 : 「(情報提供するネタ)について、お話してもよろしいでしょうか?」
マスコミ: 「ごめんなさい、いま忙しいんですよね」
筆者 : 「3分だけで良いです」
マスコミ: 「(ため息まじりに)用件は」
筆者 : 「(ネタを一通り紹介した後に)、面談のお時間をいただけませんか」
マスコミ: 「(迷惑そうに)さっき言った通り、忙しいんですよ」
筆者 : 「では、面会時間は15分だけいいです。
つまらないと判断したら、席を立っていただいて構いません」
マスコミ: 「じゃあ、15分だけですよ(面談承諾)」
実際に、そのマスコミの方との面談したのですが、
その所要時間は1時間でした。
(相手からの質問に答えていたからです。相手の意思ですよ)
その後、見事に掲載を獲得できました。
「所要時間を伝えて交渉」。
広報活動において利用価値がありそうです。
―――
【2】相手が評価されていないところを評価
恋愛工学 → 外見を評価されている女性には、外見以外を評価
広報工学 → 仕事を評価されている記者には、仕事以外を評価
■解説
相手が普段評価されてないところを、評価することが重要と説きます。
書籍の主人公が、自身の身の丈に合わないパーティー(お金持ちが集合)に
参加した時のこと。
著名モデルの気を引こうと、男性たちがモデルの「評価されている部分」を
褒めちぎります。
モデルが評価される部分は、一般に言うと、外見(容姿)ですね。
外見を褒められた、著名モデルは、こう思っているそうです。
「外見を褒められるのは当たり前(私のこと、分かってない)」と。
主人公は、そのモデルの「評価されていない部分」を褒めちぎります。
評価されていない部分とは、一般に言うと、「内面」(頭の良さや、性格など)ですね。
内面を褒められた、著名モデルは、こう思うそうです。
「内面を褒められるのは嬉しい(私のこと、分かっている)」と。
すでに評価されている部分を褒められるのは嬉しいです。
ただ、普段は評価されていない部分を褒められると、より嬉しい気がします。
この心理を利用しているのですね。
早速実践(ナンパじゃないですよ)。
仕事ができる(優れた記事を書く)ことで有名な記者に情報提供をするものの、
掲載の承諾を、なかなか得られないというシーンにおいて実践しました。
■筆者とマスコミとの会話
筆者 : 「ところで、●●さんは、何か趣味はあるのですか」
マスコミ: 「△△(スポーツ)をやっていたんですよね」
筆者 : 「どおりで体格がしっかりされて。女性にモテるんじゃないですか?」
マスコミ: 「いやいや、そんなことはないですよ(まんざらでもない様子)」
・
・(筆者の褒め殺しの会話が、何度か続く)
・
筆者 : 「(褒め倒したうえで)ところで、このネタを掲載できませんか」
マスコミ: 「何度も言う通り、そのネタの掲載は難しいね」
見事に、成果が出ませんでした。
やはり、仕事と仕事以外(プライベート)の話では、別の次元なのですね。
ただし、この記者とは仲良くなり、別のネタについて掲載してもらえました。
(結構、飲みにも誘ってくれます)
「相手が評価されていないところを評価する」。
記者との関係を強固にするうえでは、効果的かもしれません。
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【番外】男性社員の「恋愛工学」の実践結果
すみません、「恋愛工学」の実践結果について、
レポートを求めようとしましたが、まだ実践していませんでした。
一方で、この社員は「広報工学」(?)などを駆使し、
筆者の仕事を手伝ってくれるなど、とても助かっています。
(身内ネタで、すみません)
ご興味があれば、ぜひこの社員にPRのご相談をしていただければと思います。
「恋愛工学」の実践結果の報告も兼ねて、訪問させていただきます。