皆さんは、Webの広告もしくは新聞の折込チラシ、またはポストへの投函で塾のチラシを見たことがありますか?
おそらく、多くの方が見たことがあると思います。
広告やチラシに、でかでかと掲げられる文言「体験生募集!」は、たしかに目を引きますが、これはPRの観点から言うとどれほど効力を持つのでしょうか?
塾の世界からPRの世界に飛び込んでみて、今感じることを赤裸々に綴ってみようと思います。
生徒が集まる塾を、PRの観点から眺めてみる
まず、体験生が多く集まる塾というのは、どのような塾なのでしょうか?
それは、圧倒的に「口コミ」「評判」のいい塾です。
PR塾(仮名)に通うAさんの親は、塾のサービスに満足しています。すると、ママ友間のネットワークにより、PR塾の評判がBさんの親、Cさんの親にも伝わり、「体験してみようかな」という気になります。
ここで大事なのは、「ママ友間のネットワーク」により他者が動いた、という点です。
もし、ママ友同士で井戸端会議をしているところに知らないおじさんが入って来たとして、「PR塾って、いいですよ」と熱弁をしたところで、その塾を体験してくれる可能性は高くないことでしょう。
この差はどこにあるでしょうか?
答えは、「PR塾を薦めた人への信頼度」です。
見知らぬおじさんよりも、いつも接しているママ友からの情報であれば、信憑性は高い。信頼がおける。ということなのです。
PRは、他の人になにかものを薦める時に、直接薦めるのではなく、「信頼度のある第三者」を介入させて、薦める。ここがミソです。
また、「報酬の有無」に関しても特筆すべき点があります。
今回のケースでは、PR塾を薦めた第三者に対して金銭などの報酬は発生していない。ただ単に「良いものだから、仲の良い人に薦めたい」一心であっただけなのです。
ここで第三者に塾が報酬を配っていたとしたら、塾が第三者にチラシ配りをさせたことと同じになってしまうわけです。
第三者の影響力の大きさとその例
第三者の影響力というものはとても大きいです。現在で言うと、「インフルエンサー」が何か商品を紹介すると、それが爆発的に売れるのと同じことです。
芸能人や、有名なYoutuberが商品をレビューすると、その信頼性から、その商品が売れるようになる傾向にあります。
芸能人でなくとも、かつてのあさま山荘事件にて、テレビ中継にて機動隊がカップラーメンを食べていたことから、それが世に知れ渡ることになった、というのもとても有名な話です。
とくに、あさま山荘事件の機動隊は、別に広告料をもらってカップラーメンを食べていたわけではありませんね。
PRの観点から眺める、「こうすれば人が集まるのにな」
多くの塾の企業はWebバナー広告を作ったり、もしくはチラシを配ったりしますが、これでは多大な広告費が必要となり会社を圧迫することになります。
むしろ広告やチラシばかりを作成し、Webのありとあらゆるところに散りばめたり、頻繁にポストに投函する、ことをしていると「またか」と思われてしまう危険性すら含まれているでしょう。
そして、誰が発信しているのか分からないものであるから、信頼も高いわけでは無いのです。
それよりも「PRの観点で言うのであれば」、塾内でのサービスや対応などの質を上げて、塾生や、その保護者からの信頼を高め、評判のいい口コミを呼ぶ。これがコストパフォーマンス的にも良い塾の薦め方であり、塾生の増やし方のひとつなのではないでしょうか。
【ニックネーム】らめにき
【これまで担当した業界】コンサルタント・健康・教育・DX・企業PR
【趣味】音楽鑑賞・野球観戦・バンド・ライブハウス・数学・ラーメン・カラオケ
【プチ自慢】「イントロドン」で半分以上0.5秒以内に正答できること
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