自社の魅力アピールだけでは、メディアは振り向いてくれない

みなさんは自社の商品やサービスの魅力をどれほど知っていますか?
『そんなの誰よりも知っている!』、『自社の情報量は誰にも負けない!』
そんな声が聞こえてきそうですね。

広報担当者であれば自社の商品やサービスの良さは誰よりも知っているはずですし、誰よりもその魅力をメディアにプレゼンできるはずです。

でも、巷に溢れる『取り上げられるプレスリリースの書き方』を倣っても、自社の魅力を最大限に伝えるプレゼンをメディアにしても、なかなかメディアからの取材依頼を獲得できない...。
こんなに優れた商品・サービスのはずなのに...。

そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
営業部や商品開発部など、他部署からの目も気になりますよね。

ではなぜメディアに出ないのでしょうか。
その原因は商品・サービスに魅力が無いからでは決してありません。
本当の原因は広報担当者が自社の話しかしないところにあるかもしれません。

もちろん原因を一概に言うことはできませんが、プレスリリースを書く際やメディアにプレゼンをする際、自社の魅力だけを精一杯伝えることに注力していませんか?

メディアの役割をいま一度、考えてみてください。
世の中の動き(経済や世論、流行など)に合わせて、伝えるべき必要な情報を大衆に向けて発信しているメディアに対して『うちの商品・サービスは素晴らしい!』という伝えたい情報だけを一方的にメディアに提供しているだけで本当に良いのでしょうか?
メディアが求めていること把握し、情報提供をしないとなかなか振り向いてはくれません。

では何をリリースに書いて、何をプレゼンすればよいのでしょうか。

みなさんは自社がいる業界がいま、どのような経済的な動きをしているのかをしっかり把握されていますか?
海外の業界動向はどうで、日本はどこのポジションにいて今後どういう動きをしていきそうなのか予測立てをしていますか?
自社にも関係してくるであろう法律改正はありませんか?

要は、皆さんが広報している商品やサービスをいかにして世の中の動きに関わらせていくかです。

新聞記者や雑誌編集者はみなさんの会社の商品・サービスだけを見ているのではなく、業界全体を見渡したうえで、どういう特集を組もうか、どういう記事構成にしようかと考えています。
ですので、メディアへは一方通行の情報提供ではなく議論をするつもりで、自社の商品・サービスの情報が世の中にどれほど必要なのかを話してみてください。

そのように、業界の議論を重ねるうちに記者との関係性も強化することができ、メディア側から『この話どう思いますか?』という問い合わせがくるようになるかもしれません。

“リリースを送って終わり”という広報活動ではメディアに露出されることは滅多にありません。
とはいえ、こまめにメディアのところへ出向き情報提供をする時間はなかなか持てない、という方も多いはずです。

そのようなときは弊社のようなPR会社の活用もご検討いただけたらと思います。