夏は“イベントのゴールデンタイム”。
しかし、同時に夏は年間を通して最もイベント数が多く、競争の激しいシーズンです。
SNS映えも、無料プレゼントも当たり前。それでは、一体どうすれば“選ばれるイベント”になれるのでしょうか?
答えはイベントの「PR設計」にあります。今回は、2025年の夏を制するための“集客できるイベントPR”のつくり方を、実例とともに解説します。
この記事の目次
タイプ別夏イベント集客方法4選
① 野外イベントは“通行導線”を意識する
野外イベントでは、会場までの通行導線を事前にリサーチするのが効果的です。
駅前や商店街など人通りの多い場所でフライヤーやサンプルを配り、QRコードでイベントに誘導すれば、参加登録や特典でデータも取れます。屋外ならではの偶然性と現場の声かけが集客のカギになります。
② 短期・週末イベントは“地域メディア”とのリレーションを深める
短期イベントでは、開催エリアに根ざした地域メディアとの連携が効果的です。
タウン誌や地域FM、地元ニュースサイトなどを活用することで、周辺住民や近隣エリアの来場見込み層へピンポイントに告知が届き、集客につながります。
③ 長期イベントは天候・曜日に合わせた“変動型プロモーション”
長期イベントでは、天候や曜日ごとの来場者数のばらつきを見越して、柔軟なプロモーションを展開するのが効果的です。例えば「雨の日来場でプレゼント」「平日限定で割引」「週末は夜間延長営業」など、来場が落ちやすいタイミングに合わせた特典を設定することで、集客の波を平準化できます。
④ ポップアップイベントはSNSと現場体験の“ループ設計”をする
ポップアップイベントでは、会場体験をSNSで自然に拡散してもらう「投稿ループ」の仕掛けが重要です。例えば、#◯◯チャレンジのような参加企画やフォトブース投稿でノベルティがもらえる企画を用意することで、自発的な投稿を促し、その投稿がさらなる来場を生む循環を狙えます。公式ハッシュタグや投稿テンプレを提示しておくと、より拡散されやすくなります。
夏イベントの成功事例
成功事例①
「MIDTOWN SUMMER(東京ミッドタウン)」都会で“涼”を体感させる仕掛け
毎年夏に開催される東京ミッドタウンの恒例イベント。芝生広場にミストや光を使った幻想的な演出を施し、都会の中で“涼”を感じる空間を提供。
・フォトジェニックな空間設計でSNS投稿が活発に
・都心オフィス街の立地を活かし、通勤層やインバウンド層にもリーチ
成功事例②
「うんこミュージアム サマーイベント」家族連れに刺さる“ネタ系×体験型”企画
お台場や横浜で開催された、体験型コンテンツ「うんこミュージアム」の夏休み特別企画。限定コンテンツや夏仕様の装飾を加え、リピーターと新規来場の両方を獲得。
・写真・動画投稿を促すギミックが多く、SNSで自然拡散
・夏休み×屋内イベントという強いニーズにマッチ
成功事例③
「ビーチクリーン&ヨガフェス」海辺で楽しみながら学ぶ“環境 × 健康”イベント
都心からアクセスしやすいビーチで開催される環境保全×ウェルネス体験イベント。早朝のビーチクリーン活動に参加し、その後ヨガセッションやスペシャルマーケット、エコグッズ販売、ライブ演奏を楽しむ“カジュアル・エシカル”なスタイルで、家族や若者、健康志向層を中心に集客に成功。
・キッズ向け自然アート、エコ工作コーナー、マルシェでの食事・スイーツなど、家族連れにやさしい設計
・地元漁協・飲食店・環境団体などと連携し、地産品や地域PRにつなげる相乗効果
当記事で紹介しているイベントPRは、マスコミへの露出獲得を目的としたPR手法とは異なり、主に“集客を最大化するためのプロモーション設計”にフォーカスしています。
特に、集客につなげるためには、SNS、現場体験、地域メディアなどを活用し、イベントへの参加動機を高める仕掛けづくりがポイントです。
イベントのタイプごとに戦略を見極め、話題性・体験性・拡散性を意識した設計をすることで、競合がひしめく夏でも“選ばれるイベント”をつくることが可能です。
実例に学び、自社や地域に合った勝ちパターンを見つけましょう。
【ニックネーム】はる
【これまで担当した業界】出版など
【趣味】カフェ巡りと漫画を読むのが好きです
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