こんにちは。新年度を迎え、読者の中には、初めて広報業務を担当することになる方もいるのではないでしょうか?
広報・PRの業務は、扱う情報のジャンルに制限がなく業務内容も多岐にわたるため、とりわけ幅広い知識と日々の学習姿勢が強く求められる職種だと思います。これから広報マンとして活躍されていく方には、業務経験を重ねて習得していくことに加え、ぜひ薦めたいことがあります。
この記事の目次
一人前の広報マンへ近づける学習とは
研修や実務を通して学び得たスキルを、より確実なものにし、一人前の広報マンとして活躍したいと考えている方は、PRプランナーの資格試験にチャレンジすることを勧めます。
PRプランナーの資格および試験概要などについての解説は割愛させて頂きますので、公式HPを参考頂ければと思います。
▾PRプランナー資格認定制度/検定試験
https://pr-shikaku.prsj.or.jp/about
「業務の理解度」と「学習の質」が向上(筆者経験談)
冒頭で述べさせて頂いた通り、広報/PRの業務領域は幅広いため、研修や実務を通しながらの習得であっても、限りある時間の中で一度に経験することやインプットしていくことは、困難です。
このような状況で活きてくるのが、PRプランナー資格の試験勉強だと感じます。
実際に、私が1次~3次の受験を経験して日々の業務にも変化がありました。下記、主な点です。
業務の質がより濃くなり、理解度も増す
私の場合、主にOJT研修と自主学習を通して習得していきましたが、中には、業務の一環として何気なく覚えた内容もありました。こうした内容が、試験勉強を通してその意味や定義を改めて知ることで、漠然と流れで記憶したものがクリアになり、一段階「質」の上がった学びになります。
これにより、業務の理解度も向上し、広報スキルを確実なものにできていると実感しています。
幅広く学べ、俯瞰的な知識が得られる
重複にはなりますが、広報/PR業務の領域は広いため、自身の担当範囲や着手する頻度などにより、どうしても経験できる業務内容が限定され、業務の習熟度にも偏りが生じやすくなることも事実あると思います。
こうした状況でも、当試験の勉強は、一通りの内容については網羅して学習できるため、広報/PR業務の全体像を掴むことができ、より広い視点で捉える見方や考え方も養われるようになります。
年々増す広報・PRの重要性にみる、PRプランナーの有効性
直近のPRプランナー(3次試験)の合格率推移(※)を見ると、ここ数年で合格率が低下していることが分かります。本試験の主催元である公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会の担当者に伺ったところ、年々増している受験者層の広がり(業界ベテラン者から、経歴が浅い受験者層への広がり)が起因しているとのことでした。つまり、本資格の認知向上と資格保有のニーズが年々高まっているということにもなります。
近年、企業の不祥事によるニュースはより厳しく取り上げられ、発生経緯の説明や対応などを含む企業側の姿勢が、メディアおよび世間からも大きく注目される傾向にあります。また、今年4月より、株式の上場制度見直しが施行されることなどからも、企業の社会的責任(CSR)が一層問われる時代となり、広報/PRの重要性が強く求められるようになっています。
こうした背景からも、PRプランナーを目指すことは、時代の潮流に沿った取組みとも言えるのではないでしょうか。
※PRプランナー資格認定制度の公式サイト「過去の合格率(3次試験)」より
https://pr-shikaku.prsj.or.jp/about/pass_3rd_exam
まとめ
いかがでしょうか?PRプランナー試験の受験や資格を保有することは、自身のスキルアップのならず、現代社会に必要不可欠なスキル・対応力を身につけることにも直結することだと思います。
もちろん、受験目的はそれぞれあっていいと思いますが、とりわけ社会で必要とされているスキルであるということも理解して頂ければと思います。
【ニックネーム】ふじっ虎(ふじっこ)
【これまで担当した業界】歯科医、心理カウンセラー、飲料メーカー、出版、人材採用など
【趣味】ドライブ、スノーボード、フットサル、釣り、芸術鑑賞(ライブ、美術展)、猫と遊ぶ
【プチ自慢】プロOBチームとのフットサル大会の試合で、チームで唯一得点をあげたこと