秋はPRのフックが満載!“○○の秋”を上手に活用しよう!

8月も下旬となり、盛り上がったオリンピックも終わりました。今大会は日本選手の活躍も目立ち、メディアでは連日オリンピックの話題が中心になっていましたね。出場するだけでも大変な事なのに、そこで結果を出す選手たちは本当に凄いと感服いたします。

さて、もうすぐ9月。まだ暑い日は続きますが、季節は夏から秋に移り変わります。PRは季節を先取りする必要があるので、秋を見据えた戦略や切り口が急務となります。PRのフックとして重要なことに、社会との整合性や時期・季節との関連性などがありますが、昔から「○○の秋」と表現されるなど、秋にはPRを効果的に使える風物詩が豊富にあります。今回は“秋”を活かしたPR切り口の方法をご紹介します。

・「食欲の秋」を活用せよ!
秋はお米が実り、野菜もおいしく、魚もたくさん採れる、まさに実りの秋です。この時期はメディアでも食材ネタを扱うことが増える傾向にあるので、PRにぴったりの季節です。

PRが想定できる案件として、秋の味覚狩りなどの収穫体験、農業体験、お手軽に参加できるバスツアーもあるかと思います。商品では秋の限定商品、店舗では秋限定の特別メニューというのもPR効果が高いと思われます。旬の食材をうまくアピールするには、食欲の秋をフックに情報を整理してPRに役立てましょう。

・「秋の行楽シーズン」を活用せよ!
9月~11月の時期は、国内旅行の需要が多く、まさに行楽シーズンといえます。
「紅葉狩り」「美術館・博物館巡り」「ドライブ」「温泉」など、秋は国内旅行の需要が高まるようです。

PRが想定できる案件として、地方自治体や観光協会が挙げられます。この時期に開催するイベントや魅力的な観光情報など、積極的にメディアへ情報提供するべきです。
また、各旅行会社でも「秋の特別プラン」など、お勧めのお得なプランをPRする良い機会といえます。その他、旅行先で使える「最新アプリ」なども、この時期ならではの良いPR機会だと考えられます。

・「スポーツの秋」を活用せよ!
今年はリオデジャネイロオリンピックが大いに盛り上がりました。そして、次の2020年、開催都市は東京です。スポーツに関する話題は時節がら社会性も高く、メディアでも取り上げられやすいネタになります。

PRが想定できる案件として、スポーツ用品メーカーや店舗はもちろん、フィットネスジムなども可能性があると思いますが、特に良い機会だと思うのが、東京オリンピックで追加種目として採用が決まった競技でしょう。その中でも、「空手」「スポーツクライミング」「ローラースポーツ」の3競技は、これから絶好のアピール機会が訪れると思います。
たとえば、2020年東京オリンピックに出場可能な候補選手の情報を伝えたり、競技自体の盛り上がりを伝えるなどし、その魅力を上手くPRするタイミングにあると思います。

・「敬老の日」も活用できる!
そのほか、「○○の日」という祝日もPRに活用することができます。
シニア層も視野に入れた案件であれば、「敬老の日」をフックにしたPR活動は十分可能です。特にいまは、アクティブシニアといわれる実年齢よりも活動年齢の若いシニアの方々が多いので、彼らの活動やチャレンジをトピックスにしたPR手法も有効かと思います。
また、シニアの方々が参加するPRイベントも多く開催されていますが、PR目線で考えると、お孫さんや小学生も参加するなど、シニアの方とお子さまの触れ合いの画が撮れるイベント内容に仕立てるとメディアからの興味関心も増えると思います。

PR活動を行う際には、“PRのフックを何にするか?”というテーマにも突き当たりますが、季節との関連性をPRのフックにした場合、秋のシーズンは社会的なネタが豊富です。
是非こういった機会を上手く活用し、効果的なPRにつなげるチャレンジをしていただきたいと思います。