まだ寒さが続く毎日ですが、2月も中旬、もうすぐ3月を迎えるタイミングです。
新型コロナウイルスの脅威は収束を見せませんが、季節的に春は近づいています。この時期は各種プロモーションが並びたちますが、PRの施策でも企画を創出する時期といえます。
今回、春(特に3月・4月)のタイミングに合う企画の要素をいくつかご紹介します。
PR要素、3月のポイント
・花粉症
2月~3月以降にかけて、花粉症に悩まされる方も多いでしょう。
花粉症対策はこの時期、健康に関連する情報としてテッパンのネタになります。
食べ物、飲み物、最新グッズ、最新のクリニックなど、花粉症対策に関連した企画は十分に考えられます。
・ひな祭り
毎年3月3日はひな祭りの日です。桃の節句を意識したサービスの見せ所となりますが、近年ではケーキなどの商材も多くみられます。特にインスタ映えするフォトジェニックな商品を展開するのであれば、その画像(ビジュアル)を駆使した情報発信は効果的です。
・東日本大震災
3月11日は、東日本大震災が発生した日になります。忘れてはいけない日でもあります。
近年は大雨や台風、大雪など自然災害の発生頻度が高く、日ごろから防災意識を高める必要性が生じています。特に自治体や企業では、年々防災への取り組みやサービスが進化していると思われます。社会的に意義のあるこのような情報は、節目の時にこそ世の中に伝える必要があると考えます。
・卒業、入学準備
3月は卒業シーズンです。入学も同時にやってきますので、入学準備に向けた最新のステーショナリー情報や、今の時代に即した例えばジェンダーレスのランドセルなどの情報はこの時期に適した情報発信のタイミングだと思います。
・桜の開花
例年3月20日過ぎころから桜の開花情報が報道され始めます。コロナ禍では皆が集まるお花見は自粛すべきイベントになりますが、“お花見弁当”や“宿泊プラン”、“桜を取り入れたメニューの提供”などは、この時期ならではの華やかな情報になります。やはり、見栄えを意識したサービス情報を提供するのが良いと考えます。
PR要素、4月のポイント
・エイプリルフール
近年、企業がこぞってエイプリルフールに合わせたネタを発信する動きが見られています。SNSで一気に拡散されることもあるので、うまく流れに乗れば活性化にもつながります。しかし、コロナ禍で経済や健康に大きな影を落としている影響から、発信する内容によっては炎上を引き起こす可能性も考えられます。今年は、ユニークな情報を発信しても遊び心があるとして許されるような“くすっと笑える温かいネタ”が多くなるのではないかと思います。
・新入園、新入学、新社会人
4月は入園、入学、入社など新たなステージを迎える年度初めの月になります。
中でも、企業が新入社員を迎える「入社式」は、そのユニークな内容と相まり、メディアに取り上げられる機会も多い行事の一つです。昨年のコロナ禍では、対面ではなくオンラインやハイブリッドなど、従来とは異なるスタイルの入社式が話題となりました。今年もその傾向は変わらないと思います。コロナ禍で社会情勢を鑑みつつ、オリジナル性に満ちた入社式を考えている企業は、世間に向けて存在をアピールするチャンスでもあります。
・ゴールデンウィーク
4月下旬からゴールデンウィークが始まります。今年は、働き方の変化で有給休暇が取得し易くなった企業などでは10連休も可能な日程になります。コロナの感染状況にもよりますが、この時期は、旅行・テーマパーク・キャンプ・BBQなど屋外でレジャーを楽しむ行動が増えるので、それに関連した情報を伝えるメディアが増えます。コロナ禍でも楽しめるサービスやグッズ、レジャー施設などはアピールする絶好のチャンスです。
・紫外線対策
4月~5月にかけては、紫外線が多くなる時期でもあります。マスクを着用しての外出が日常的になりましたが、一般的な不織布マスクでは紫外線対策の効果はあまりみられないというデータもあります。紫外線を防ぐUVカットマスクの需要は伸びると思われますし、それ以外にも紫外線対策に役立つ情報は、この時期ならではの美容・健康情報として訴求する意味があると考えます。
以上、春に向けたPRの企画に参考になりうる情報をまとめましたが、このような季節要因や時期的要因に沿った情報提供は、PR活動の基本となります。是非、世の中の為になる正しい情報発信を心がけていただければと思います。
【ニックネーム】カープマニア
【これまで担当した業界】IT、自動車、食品メーカー、飲料メーカー、自治体、
医療、家電メーカー、レジャー施設、金融、教育、他多数
【趣味】高校野球、広島カープ、川崎フロンターレ、ハワイ
【プチ自慢】両利き。お箸も野球もサッカーも、手足を左右同レベルで扱えます