4月から「初めて広報・PRの仕事に就いた」「広報部に配属された」なんて方も多いと思いますが、入社から一か月が経ちいかがでしょうか?
私は現在入社3年目のPRパーソンなのですが、タイトルに書いたとおり
「広報ってキラキラしているイメージがあったけど、意外に地味な仕事が多いなあ。」
実は、これが、この業界に入った当初の私の感想でした。。。
当時は右も左も分からず、正直ただ時間が過ぎるのを待つなんて日もありました。
しかしながら、そんな入社3年目の広報・PR業界3年目の私でも、
徐々に成果を出せるようになって、その第一印象が変わってきています。
そんな私が「面白みと手ごたえ」を感じられるようになるまでに必要と感じた「広報・PRで重要な3つの力」についてお話させてください。
1. 関係性を築く力
広報・PRに携わる人はクライアント(あるいは自社)とメディアの間で板挟みにあう立場でもあります。
だからこそ、両者の考えや都合を聞き入れバランスを保つ必要があります。
良好な関係性を築くにはコミュニケーションが大事だと思いますが、板挟みな立場の私たちには間で編集する作業が必要になります。そのまま伝えると相手に不快な思いをさせてしまうことを柔らかくして伝えたり、何も分からない人にも分かるように伝えたりしなければなりません。
第三者的な目線をもって、両者の「絶対に引けないポイント」と「折れてもらえるポイント」を見極めて進めることが肝心です。
2. 企画する力
メディアが採用したいと思う企画、消費者(視聴者や読者など)が面白いと思う企画を考えることが必要になります。
そのために日々取り組むこととして、媒体分析や報道分析にあわせて、自分自身が一人の消費者として様々なメディアに目を向けることが大切です。
また、流行りや時流に敏感になることで意外性のあるアイデアが浮かぶこともあります。
以前、ある雑誌の編集者の方がこんなことをおっしゃっていました。
「材料が一級品でも料理人が素人だと出来上がった料理はいまいちに終わりますが、材料は一般的なものでも一流の料理人が作れば美味しい料理が出来上がります。私たちの考える企画も似ているのかもしれません。」
私も一流の料理人になるために日々腕を磨いていこうと思います。
3. 提案する力
良好な関係性を築いて、面白い企画を考えても、相手に分かりやすく採用したいと思わせるような提案が出来なければ意味がありません。
提案する際に気をつけなければならないことはいくつかありますが、特にこの3つは重要視しています。
・要点をまとめる
・その企画の「なぜ、今?」をはっきりさせる
・しつこくしない
4. 我慢強く泥臭い作業を続ける力(おまけ)
広報・PR業界に必要な力として、スキルではないですが精神力も重要だと思います。
冒頭でもお話ししましたが、キラキラしているように見えて地味な仕事が多く、成果を出しても自分自身はあまり目立つことがありません。
それでもクライアントとの密なコミュニケーションやメディアへのアプローチを続ける人が成果を継続的に挙げられて、信頼される広報・PRマンになれるのだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、広報・PRの業界が初めてという方やあまり知らなかった方に向けて、身につけておきたい重要なスキルをご紹介させていただきました。
ぜひ、皆さまのご参考となり、ご活躍に繋がっていただけたら幸いです。
私自身これからもさらに様々な知識とスキルを身につけて、クライアントの素晴らしさを広められる広報・PRマンになっていきたいと思います。
【ニックネーム】味噌汁マン
【これまで担当した業界】士業、和尚、出版社、自動車など
【趣味】ドライブ、野球観戦、散歩
【プチ自慢】卵を片手で割ることができます