こんにちは。早いもので1月も終わり、2月になりました。
これくらいの時期になると、皆様の会社でも新年度に向けて様々な動きが出始めているのではないでしょうか？それはメディアの世界でも同じことで、新年度に向けてメディア関係者はだんだん忙しくなっていきます。
そんな新年度のタイミングは、実はテレビPRの活動を行う上である意味大きなチャンスのタイミングとも言えます。そこで今回は、なぜ新年度がテレビPRのチャンスなのかについてお話ししたいと思います。
この記事の目次
1. なぜ新年度のタイミングがPRのチャンスなのか？
（1）新生活をテーマにしたネタを取り上げる機会が多い
基本的に皆さんがテレビをはじめとするメディアに取り上げてほしい情報というのは、何かしらの商品やサービスで、その多くは利用者の生活を便利・快適にしたり充実させるような生活に根差したものが多いと思います。
メディアがよく使う表現でいうと、いわゆる「生活ネタ」のようなものが多いと推測されますが、普段生活ネタがどれくらいテレビで取り上げられるかというと、情報バラエティ番組などでは毎日のように取り上げられているけど、ニュース性が高い情報を求める報道系の番組ではあまり取り上げられないという印象があると思います。
ですが、新年度が近くなると「新生活」や「生活の変化」といった内容は視聴者にとって大きな関心事となるため、普段あまり生活ネタを取り上げないような報道番組でも生活ネタを取り上げやすくなります。
特に「新生活に役立つ便利グッズ」や「新生活を応援するお得なサービス」のような企画を4月の新年度のタイミングに合わせてテレビ番組でやっているのを何度も見たことがあるのではないでしょうか？
より多くの番組で生活ネタを取り上げるということは、それだけ生活系のネタを取り上げてもらえるチャンスでもあります。
うまく新年度と絡めた内容のリリース・企画書を作成して番組にアプローチを行なえば、自社の商品やサービスの露出に繋がる可能性が高まります。
（2）新制度が始まったり、法改正によって生活に変化が起きる
年度の切り替わりというのは、新しい制度が始まったり、法改正が行われるタイミングでもあります。これらの変化は私たちの生活に大きな影響を与えるようなものも多く、それだけメディアが取り上げやすくなります。
今年の4月でいうと、特に物流業・建設業・医師の時間外労働規制（働き方改革の一覧として、労働基準法が改正され、時間外労働の上限が法律に規定される）については「2024年問題」としてすでにテレビでもかなり取り上げており、私たちの生活にどのような影響があるのかといったことが紹介されています。
このケースでいえば、ロープウェー型の空中配送ロボットやドローンを使った商品配送などこれまでになかった新しい技術や、商品の配送を急がない場合には特別にポイントを付与するようなアイディアが、実際に「2024年問題」の解決策としてテレビ番組で取り上げられたりしています。
こういったタイムリーな時流に自社の商品やサービスがうまく合うことは稀ですが、もし何か関連性のある場合は、ぜひアプローチしてみてもよいかと思います。
（3）番組改編期で新番組が始まったり、スタッフの異動が多い
これは今までに何度かお話ししてきたことでもありますが、新年度が始まる4月はテレビ業界では番組改編期にあたります。番組改編期とは新しい番組が始まったり、コーナーが見直されて新しいコーナーが始まるタイミングで、4月は一年の中で最も大きな改編期になります。
新番組や新コーナーが始まる時というのは、少しでも番組やコーナーをいいものにするために放送直前まで何度も修正を行うため、コーナーやネタの方向性がなかなか定まらないケースが多くあります。
また改編期は番組スタッフの入れ替わりも多いため、いつも以上に手探り状態でバタバタしており、取り上げるネタをゆっくりリサーチする時間がありません。
また新しい番組やコーナーを始めるにあたって、2週間くらい先までネタを決めておく必要があるので、この時期はいつも以上にネタがたくさんほしいというのが番組スタッフの心境です。
そのため、この新年度の時期に合わせて取り上げる価値のある情報を番組に提供できれば、普段よりも取材を獲得できる可能性が高くなるかもいしれません。
2. まとめ
今回は、新年度のタイミングがテレビPRを行う上でチャンスである理由についてお話しさせていただきました。
もちろんメディアのニーズを正しく捉え、それに合った情報を提供することがマストではありますが、新年度が始まる4月のタイミングを見据えて今から動き始めてみるのもいいのではないでしょうか？
またPR活動を成功させるためには、事前に新番組や新コーナーの情報を収集しておくことも重要です。
今回のコラムが皆様のPR活動の参考になりましたら幸いです。
【ニックネーム】 ナイトウォーカー
【これまで担当した業界】 食品・飲料・医療・美容・自治体関連・出版社
【趣味】 夜の散歩、温泉めぐり
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