5大メディアに加えてYouTubeが加わり、6大メディアという言葉も出てくる現代。
そこにはありとあらゆる動画が転がっています。
ホーム画面を開くと、自分がチャンネル登録しているチャンネルの動画のみならず、チャンネル登録していないものの動画も出てきます。それが自分に刺さるものであれば、ついつい視聴、さらにはチャンネル登録してしまうこともあるでしょう。
しかし、なぜありとあらゆる動画の中から、これが選ばれたのか?疑問に思ったことはありませんか。YouTube側の気まぐれか…いや、そんなはずはありません。
いろいろな人の端末で「チャンネル登録していないのに表示」されれば、広報・PRの面からこんなに嬉しいことはないですよね。
さて、どうすれば「チャンネル登録していないのに表示」が起こるのか、その仕組みを紐解くには、『YouTube Studio』という分析アプリ(スマホ端末・PCなどで閲覧可)を見るのが一番です。
『YouTube Studio』は、スマホで閲覧可能な、動画の反響を閲覧・分析するのに適したツールです。アプリとしてダウンロードができます。PCにおいても、マイページよりPC版のYouTube Studioを開くことが出来ます。
では、『YouTube Studio』をどう見ればいいのか?大事な点を以下にいくつかまとめましたので、ぜひご覧ください!
1. 視聴回数
これは、「どれだけ動画のサムネイルがタップ/クリックされたか」を示します(以下、表現を「タップ」に集約します)。
よく、「どれだけの時間見れば視聴回数にカウントされるのだろう」という疑問をいただきますが、視聴時間は関係ありません。
ただ、動画のページに飛んだあとにループ再生で何度も同じ動画を繰り返し再生した場合は、2周目以降は視聴回数にカウントされません。
以上のことから、これは「純粋にどれだけのアカウントがこの動画に辿り着いたのか」を示す指標になると言えるでしょう。
2. インプレッションのクリック率
これは、「(動画がタップされた回数)/(端末に表示された回数)」をパーセンテージで表したものになります。
1.で視聴回数について述べましたが、視聴回数だけを見ていても、動画の良し悪しは判断できません。
たとえば、視聴回数が1000回に到達していたとしても、いろいろな人の端末に総計10万回表示されていれば、その値は1.0%となります。
これは、「端末に表示されたものの、ユーザーがタイトル、もしくはサムネイルにまったく惹かれていない」ことを顕著に表しています。理想といえる数値は、10%以上です。
3. 平均視聴時間
これは、動画を見はじめたユーザーがどこまで動画を止めずに見たか、の平均になります。
ただ、動画によっては長尺のもの、そうでないものとあるため、単に数字を見るだけでは正確な分析とは言えません。そこで、見るべきは次の項目です。
4. 視聴者維持率
動画を公開してから2日ほどたつと、動画を視聴した人がどの部分を流したのかをグラフ化してくれます。下の画像は一例です。
この動画は、平均して1分57秒継続して見られた、ということです。動画全体の7分34秒のうち、26.0%にあたることを表しています。
動画の最後付近に見どころがあったのか、途中を飛ばして最後を見ている層が一定数いることがわかります。
このように、動画のどのような部分に注目が集まったのか、調べるのにも、この「視聴者維持率」の項目は便利です。
5. 視聴回数別のランキング
これは、直近10個の動画のうち、(動画を公開してから同じ時間で)視聴回数の伸び方が何位にあたるのかを示しています。
たとえば、動画を公開してから5時間後、直近10個の動画で同じように5時間の視聴回数が3位だった場合、「3/10」と表示されます。
実は、どれだけの初速で伸びて行ったのかは重要です。
まとめ
以上、5つの見るべき『YouTube Studio』で特に見るべきポイントをあげました。
なぜこれらを取り上げたのかというと、『これらの数値が高いほど、様々な端末に表示されやすくなる』からです。すなわち、多くの人に届く。チャンネル登録者数の増加も見込める。など、さまざまな利点があります。
これらの数値を上げるために、念を入れなくてはならない点はいくつもあります。
サムネイルのデザイン、タイトルのつけ方、などは誰もが頭に思い浮かぶことでしょうが、それ以外にもあります。
YouTubeのアルゴリズムは、奥深いのです。
文章の尺の関係で、多くは語れませんでしたが、少しでも参考になれば幸いです。
【ニックネーム】らめにき
【これまで担当した業界】コンサルタント・健康・教育・DX・企業PR
【趣味】音楽鑑賞・野球観戦・バンド・ライブハウス・数学・ラーメン・カラオケ
【プチ自慢】「イントロドン」で半分以上0.5秒以内に正答できること
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