「自分ごと」と思わせるべし

こんにちは。
新年度になりましたね。
昨日はシャキっとスーツに身を包んだ、
初々しい姿がいたるところに。
特に大きな変化もなく新年度を迎えた私ですが、
彼らを見ていると、背筋がピンと伸びるような
フレッシュな気持ちになります。
新年度といえば、
前回の大久保さんのメルマガでも少し触れていましたが、
2008年の学習指導要領改訂により
2012年4月から中学1、2年生のダンスが必修になりました。
ダンスの必修化の発表後、
関連する話題を各メディアで頻繁に目にするようになりました。
あらゆる企業のCMでもストリートダンサーが起用され、
ブームと言ってもいい状況までになりました。
そもそも日本には、何十年も前からダンサーが存在し、
ダンス界自体は前々から大きな盛り上がりを見せていましたが、
ダンスの話題をニュース等で目にすることは
ほとんどありませんでした。
必修化によって必然的にダンスが一般的になり
「自分ごと」と思う人が増加しました。
この動きにメディアや各企業も注目し始め、
このようなブームが起こっていると考えられます。
PRにおいても、あらゆる人に「自分ごと」と思わせることで
商品やサービスの認知拡大が狙えます。
今回の、必修化のような大きな動きがなくても
「自分ごと」と思わせることは難しくありません。


余談ですが私は、幼い頃からずっとダンスをしていて
社会人になった今でも週末はどこかで踊っています。
学生時代、ダンスに熱中していた私は、
「こんなにダンス界は盛り上がっているのに
どうしてメディアに注目されないんだ(怒)」
と、ずっと思っていました。
冷静に考えてみれば、ダンス界の盛り上がりというのは
実際にダンスをやっている人にしかわかりませんよね。
少し寂しい気もしますが、
第三者からしてみれば、“何がすごいの?”と
思われてしまうこともあるでしょう。
それはサービスや商品のPRにおいても同じことが言えます。
例えば、
「当社のネジは●●と▲▲を配合した最先端のものです、すごいんです」
といっても、ネジに詳しい人にしかすごさは伝わりません。
“何がすごいの?”です。
しかし、
「東京スカイツリーに使われているネジの90%は当社製品です」
というと、何だかすごい感じがしますよね。
ネジに詳しくない人でも、機能性の高さが容易に想像できます。
世の中に広く伝えていくには、商品やサービスを俯瞰して
より多くの人に「自分ごと」と思ってもらえるような
メッセージを発信することがポイントです。
皆様の商品やサービスの良さや凄さ、
実は認知拡大の余地がまだまだあるかもしれませんよ。
お困りでしたら、いつでもご相談ください。
一緒に「自分ごと」ポイントを探していきましょう。
それでは、また来週。

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