インフルエンサー・マーケティングの立ち位置とは?

こんにちは。
早いものであっという間に8月が終わり、夏気分のまま9月に突入しました。
未だ気温30度を越える日々が続いており、秋風はいつ吹くのだろう?とそろそろセンチメンタルな気分に浸りたい今日この頃です。
9月といえば暦では既に秋の括りに入っており、街を歩けばショップのディスプレイは完全に秋モードに移行しています。
ファッションブランドでは8月半ばを過ぎると秋物が立ち上がり、セール商戦からプロパーへと移行し、本格的な秋物商戦が開始されます。
しかし、一般人の私としてはディスプレイが秋物に変わろうと、いち早く先取りしたい!という感情は生まれず、新しいタンクトップが欲しいぁなどと、現在進行形で夏を継続しております。
気候の影響だけではなく、不況の煽りを受けて特に衣料品の消費がここ何年も低迷しています。
以下に記した、日本百貨店協会がリリースしている「2010年7月度 全国百貨店の売上高・対前年増減率」からもその消費低迷の様子が窺えます。
・紳士服・・・売上高:38,002,158,000円 対前年増減率:-1.6% 28カ月連続マイナス
・婦人服・・・売上高:137,887,591,000円 対前年増減率:-3.7% 37カ月連続マイナス
物が簡単には売れないこのご時世に、どの様に他社と差別化をし、それをどう一般消費者に訴えかけていくのか…
1つの効果的なPR手法として、私がファッションブランドでPRを担当していた頃に実践し、高い成果を上げた“インフルエンサー・マーケティング”をご紹介したいと思います。
例えばTシャツを購入する際、1件のショップだけを見て即決する人は少ないのではないかと思います。
希望のアイテムを見つける為に、様々なショップを見て回ると「あれ?どの店も同じ様な商品ばかりだなぁ」と感じることが多々あります。
特に売れ筋商品であるトレンドアイテムなどは、当然の様にあらゆるショップで似通った商品が扱われています。
では、最終的にその似通ったアイテムをどこのショップで購入するのか?購入する決め手になる理由は何なのでしょうか?


①品質がよいから(機能価値)
②デザインがよいから(機能価値)
③そのブランドが好きだから(情緒価値)
④有名人が着用しているから(情緒価値)
主に、上記4つの理由が挙げられます。
様々な要因はありますが、最終的には「ブランドに価値がある」というこの1点に尽きるのではないでしょうか?
「ブランドに価値がある」これは、本人(企業側)が触れ回っても信憑性がなく、ただの広告宣伝になってしまうだけです。
企業から一方的に発信される広告ではなく、第三者(インフルエンサー)の声として発信される情報だからこそ、信憑性があり「このブランドいいのかも」という空気が醸成されるわけです。
私が過去に仕掛けた、第三者の声を活用する「インフルエンサー・マーケティング」では、あのエロカッコイイ人気女性歌手をインフルエンサーとし、一般消費者の購買欲に訴えかけてみました。
彼女のスタイリストと親しくしていたという経緯もありますが、まずは雑誌の撮影で彼女に商品を着用してもらい「かわいい、欲しい」という声を頂きました。
その後、気に入って頂けたのであればプライベートでもその商品を着用してもらえるよう、彼女の誕生日にその商品をプレゼントしました。
すると、TV番組でもその商品を着用してくれたり、ブログ上で紹介してくれたりと、様々な場で彼女が好きなモノという形での露出が実現したというわけです
広告とは違う、第三者の声を活用した「インフルエンサー・マーケティング」は、リアルな声として一般消費者に届き、高い効果を挙げられるPR手法の1つです。
インフルエンサーから発信された情報を、一般消費者がSNSやブログを通して更に広めて行く。
本当に、口コミの連鎖って凄いですからね…
PRを検討されている方は、是非「インフルエンサー・マーケティング」を検討してみて下さいね。

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