こんにちは。毎日寒い日々が続いていますね。
寒さのおかげで、野菜の価格が高騰し・・なんていうニュースは、毎年聞かれるニュースですね。そして、TVを観ていると・・あれ?また今年も去年と同じ八百屋さんにインタビューしてる!なんてことに気づく人もいるかもしれません。野菜の話でなくても、ある特定の話題になると定番のように取材されている企業がまれにありますが、果たしてどういうカラクリなのでしょうか。
(正直申し上げて、筆者はPR会社に入るまで、「企業内に、メディアと強力なコネのある社員がいて、優先的に取材をしてもらっているに違いない」と思っていました。確かに、メディアとのリレーションは重要なのですが、必ずしもコネがあれば取材をしてもらえるわけではないことは、PR会社に勤めている今はよく分かっています。)
もちろん、自社が関連した業界の話題であれば、競合他社に負けずに、ぜひ取材を獲得したいところですよね。そこで今回は、特定の話題になった際に、他社に先駆けてメディアの第一想起を獲得するためのヒントについてご紹介いたします。
メディアの第一想起を獲得するためのヒント
①業界内でトップになれる分野をアピール!
大手企業や有名企業でなくても、メディア取材は獲得できます。しかしながら、当然メディアが取材したいと思うようなフックが必要不可欠です。例えば自社が提供しているサービスを競合他社と比べた時に、一番優位となるトピックはどこになるでしょうか。
A企業は「価格」かもしれませんし、B企業は「質」かもしれませんが、とにかくそのジャンルでトップといえる分野を切り取ることができれば、もしメディアが「価格」の切り口で取材先を探しているときはA社が優先的にその対象になりえますし、「質」の切り口でトップの企業を探している場合は、B社の取材獲得率が高まると言えます。
新聞やモノ系の雑誌では、「最新家電の性能比較」など、同じ業界の商品やサービスを比較するような企画やコーナーも少なくありません。そういった記事で確実に取り上げてもらうためには、日ごろからメディアに対し、「自社の企業が他社より優れているのはどこなのか」をアピールしておくことが重要です。
②「自社が打ち出したいイメージ×トレンド」を発掘する!
メディアが取り上げる頻度の高いトピックはいくつもありますが、自社が実際に取り組んでいる事柄と、メディアが今注目しているトピックの均衡点となるようなテーマを発掘し、自社のイメージづくりをしていくと、より効果的にメディアからの関心を高めることが可能です。
例えば、「働き方」。今月からは「プレミアムフライデー」が始まることもあり、メディアは各企業の動向に非常に注目しています。ですので、もし自社がそういった、新しい働き方に向けた対策や取り組みをしている場合は、メディアにアピールしてもいいかもしれません。ただしその場合、下記の情報をあわせて提供すると、メディアの関心もより高まると思います。
・取り組みの具体的な実績
・取り組みを始めたことで、本筋のビジネスにどのような好影響があったか
③自社にしか出せないデータや業界解説を発信!
データや事例、あるいはその事象に対する解説といった情報をメディアに提供すると、とても喜ばれます。なぜかというと、メディアはニュースを発信するにあたり、常にその情報の裏付けとなるデータや、正しい解説をしてくれる専門家を探しているからです。自社の業界のことを詳しく語ることができる社員の方や、業界の問題点に関するソリューションとなるような事例をメディアに紹介しておくと、その業界が大きく動くような話題があった際に、メディアに思い出してもらえる可能性が高まります。
またその場合、インターネットで検索すれば簡単に出てくるような情報ではなく、自社ならではの観点で話せる業界事例や、自社で独自に集計している業界データであると、競合他社より優先的に取材を獲得することができると思います。
なお、記者の方は、当然ですが日々新しい話題やニュースについて勉強されています。ですので、自社の宣伝ではなく、あくまでも業界についての知識をご説明する、というスタンスでメディアとお付き合いをするように心がけてみることをおすすめします。すぐに取材にはつながらなかったとしても、間違いなく印象アップになり、しかるべきタイミングには取材のお声かけをいただくきっかけになると思います。
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