こんにちは。
PRの切り口は様々ですが、今回は弊社が得意とするパーソナルブランディングにおける「人物PR」手法についてのポイントをご紹介します。
人物PRとは
人物PRの中でメディアアプローチしやすい手法のひとつとして、「社長PR」が挙げられます。こちらの場合、ビジネス誌全般をはじめ、各メディアの社長インタビュー枠や対談企画のコーナーなど、広い角度でアプローチが可能なほか、訴求に適した時期や季節も選ばないため、アプローチがしやすい利点があります。
人物PRの進め方
①訴求したい媒体のリサーチ
当たり前のことですが、先ずはどんな媒体(経営者向けのTV番組、ビジネス誌、専門誌など)、企画コーナーに露出の可能性があるのかを知ることが第一歩です。
②ヒアリングの実施
①を踏まえた上で、実際にPRの対象人物にヒアリングを行います。ここで、ヒアリングの際に心掛けておくべき3つのポイントを紹介します。
▼ヒアリング目的の共有
ヒアリングを受けることに慣れていない方の中には、本題から外れた話を始めてしまい、時間内に聴きたいことが不明のままで終わってしまう本末転倒なパターンになる恐れもあります。
ヒアリングは、聞き手の進行が重要な役割を担いますが、加えてこうした事態を防ぐためにも、聞き手と相手が互いにヒアリングを実施する意味・目的を、事前にしっかりと共有しておくことで、話の軸がずれにくい環境にしておくことも重要です。
▼ヒアリングは、最長で90分
ヒアリングは、長時間かければ内容が濃くなるというものでもありません。むしろ、集中力が低下し、質が悪くなる恐れが高いです。事前にヒアリング項目の優先順位を決めておくなど、決められた時間内でスムーズに進行できるように臨みましょう。
▼話してもよいこと、公開・取材されたくないことの範囲のガイドラインを決めておく
メディアアプローチを行う過程で、どうしても公開したくない情報やテーマについてきかれることもありえます。メディアにサービスしてうっかり話してしまうとそのまま掲載やOAされてしまう恐れがあることを事前にしっかりと伝えておきましょう。
③プロフィール資料の作成
ヒアリングした内容をもとにコンテンツづくりへと反映していきますが、作成する上で、下記のポイントを抑えておくことで、よりメディア受けがいいものに仕上げることができます。
▼瞬時に要点を把握できる構成にする
以前にもお伝えしましたが、とにかくメディアの方=多忙です。どんなに納得のいく素晴らしいプロフィール資料を作成しても、伝わらなければ何の効力も持ちません。
一言一句読んでいる時間はないので、読み手が目の引きやすい冒頭箇所に、この人を象徴的に表すポイントを3つ程明記し、最も伝えるべき要点を瞬時に理解できる構成にしましょう。
例)○○の専門家、○○のプロ、○○の第一人者etc(時流に合ったものなら、必ず入れる)
▼ストーリー性を込める
宣伝色が強くなく物語性があるものは、メディアに好まれる場合が多いです。
人物PRの場合、「○○をきっかけに○○の道に進んだ。」 や 「社会の○○の制度に対し問題意識を持ち、改善に向け○○のサービス提供を始めた」など、その人の動機、エピソードなどその人にしか語れない特別なものを盛り込むと、魅力度が増したプロフィール資料に仕上げることができます。
また、経営理念などを通じた将来のビジョンなど、その人の一貫したメッセージ、未来像を入れることも効果的です。
▼“著書”は人物PRの強い武器
【パーソナルブランディング】=人物PRを考えている代表者・専門家の方々で、書籍を出されている場合は必ずアピールしましょう。特に、中小・ベンチャーの代表者や専門家をメディアにアプローチする際、出版社を通して書籍を出しているかいないかで、メディアの見る目も変わることが多いです。大手出版社で出版されている場合は、よりメディアが取材検討する上での有効なフックとなります。
また、先に著書が話題となりマスコミ等で取り上げられたことで、著者にも注目が集まるケースもありますので、著書は当人をPRする上で大きなエビデンスとなります。
まとめ
以上のことが、【パーソナルブランディング】における人物PRを行う上での心掛けているポイントになります。ぜひ、参考にして頂き、PR業務の成果に繋げてください!
【これまで担当した業界】出版、レジャー、自動車
【趣味】ドライブ、スノーボード、フットサル、芸術鑑賞(ライブ、美術展)、猫と遊ぶ
【プチ自慢】プロOBチームとのフットサル大会の試合で、チームで唯一得点をあげたこと。