こんにちは。
あっという間に1月半ばですね。
そう、新年はじめに驚いたことといえば、
鳩山由紀夫首相が元日よりツイッターを始めたことでした。
さて、ツイッターの話は以前のメルマガに出てきましたので、
今日はツイッターを含むSMOについて少しお話ししたいと思います。
週刊ダイヤモンド1月23日号では「2010年ツイッターの旅」と題して、
ツイッターを大きく取り上げています。
それによると、冷凍食品大手の「加ト吉」がツイッターを始め、
瞬く間にユーザーの話題となった事などが紹介されています。
その内容としては
「他の企業アカウントが絶対にやらないことをやろうと思った。」とあり、
「うどんを食べた」とつぶやくユーザーを検索しては
「ありがとうございます」とお礼につぶやいたそうです。
メーカーとしては消費者と直接コンタクトを取れる場所は少ないので、
これはとても良い活用事例だと思います。
また、このようなおもしろい事例そのものが
「はてなブックマーク」などのソーシャルブックマークによって共有され、
さらにクチコミが広がるという波及効果も生まれています。
さて、皆様は「SMO」についてご存じでしょうか。
SMOとは、Social Media Optimizationの略です。
Webサイトのアクセス向上策の一つであり、
大雑把に言うと、WEB上でクチコミされやすくする事です。
それでは、SMOを行ってWEB上でクチコミされやすくするためには、
具体的には何をすればよいのでしょうか。
WEB上でクチコミされやすくするためのSMOの手段には、
大きく分けて「コンテンツ」と「技術」の2つの対策があります。
「技術」はWEB制作者・管理者の領域になります。
PR担当者に関係が深いのは「コンテンツ」です。
それでは、「コンテンツ」の対策はどのようにすればよいでしょうか。
まずは、コミュニケーション戦略を整理することから始まります。
コミュニケーションの3要素、
「誰に」「どんなメッセージを」「どのように届けるか」を整理して、
キーメッセージ策定することです。
これは、PR戦略を策定するプロセスと共通します。
次に、クチコミされやすい話題を作ることです。
例えば次のような方法が挙げられます。
・新商品・サービス発表のリリースを多くのメディアで紹介してもらう
・有名人を招いた発表イベントを開催し、マスコミ、ブロガーを招待する
・有名人を招いたイベント開催や、有名人の推薦を受ける
・調査パブリシティを行い、有名人についてのデータを発表する
・マスコミ報道やクチコミで取り上げやすいキーワードを開発する
・調査パブリシティを行って新しいデータを発表する
・ターゲットを絞った市場で専門家として打ち出し、コメントを発表する
・コンテストを主催する
・使いたくなるブログパーツや、面白いアニメーションを開発する
ただ、これらのことを闇雲に行えばよいというものではありません。
あくまでもコミュニケーション戦略に基づく話題を作ることが大事です。
コンテンツのタイトルのつけ方も、クチコミの広がりに大きく影響します。
「検索する人」の視点でタイトルをつけることが大事です。
例えば、「○○のための7つの方法」「▲▲のタイプと対処法」など、
ターゲットの興味を引くタイトルをつけることは効果があります。
この点は、プレスリリースのタイトルのつけ方と共通する点です。
さて、こうして見ると、SMOの「コンテンツ面」の対策は、
PRの考え方と共通する部分が大きいことが分かります。
ということは、PRスキルを持った人が活躍できる領域が
ソーシャルメディアにも広がっているということではないでしょうか。
今後、PRパーソンに必須となるであろうSMOについて、
ご関心がありましたら弊社までお問い合わせください。
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