メディア攻略におすすめ！～「音声メディア」最前線

こんにちは。おみみにアニマルです。
コロナ禍で従来のメディアリレーションに限界を感じ始めているという広報担当者様も多いのではないでしょうか。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除され、一般企業ではリモートから少しずつ出社を戻す企業もあるようですが、メディアにおいては、いまだリモートワークを継続しているところが多いように思います。もしかしたら、今の状態がスタンダードになるかもしれません。

広報としては、署名記事をリサーチしたり、SNSからアプローチしたりと、色々なアプローチ方法を模索されていると思います。
アプローチ方法を模索する上でも、重要なのが“メディアを知る”ということです。

そこで、今回は、メディアが運用する「音声メディア」についてご紹介したいと思います。

「音声メディア」について

Clubhouseが注目を集めたように、今、新聞社やWebメディア、出版社でも記者や編集者がファシリテーターを務める番組が増えつつあるようです。中には、毎回違う記者をゲストで招き、実名で社内の記者の話を展開する番組も。（すごく記者さんを身近に感じることができる！）

「今、メディアの人はどんなことを考えているんだろう」
「どういった考えで取材をしているんだろう」
といったことがわかり、すごく勉強になります。

今回、いくつか番組をご紹介するので、是非広報活動の参考にしてみてください。

広報におすすめの「音声メディア」チャンネル6選

・新聞記者ラジオ（東京新聞じせけん）

東京新聞記者が同僚に直撃する番組です。
日々取材活動をされている記者の思い、新聞には掲載されなかった、より”ディープ”な話を聴くことができます。
https://anchor.fm/shimbun/episodes/ep-e17ktkc

世の中で注目を集めているテーマはもちろん、個人的に関心を持てる身近なテーマも多く、休憩タイムや家事をしながら聞くのにも良いコンテンツだと感じています。

ゲストで呼ばれた記者さんのTwitterアカウントを公開されていることもありますし、メディアリレーションの参考にすることもできると思います。

・MEDIA TALK（旧：朝日新聞　ニュース深掘り）

コンセプトは「あなたと、メディアのみらいをつなぐ」。
https://www.asahi.com/special/podcasts/

朝日新聞で掲載された記事をベースに、取材された記者さんに直接お話を聞いていくという内容です。

朝日新聞デジタルの有料会員限定記事も音声コンテンツでは取材した記者さんの解説が聞けることもあります。記者さんの解説を聞くと、やはり色々調べられているんだな、と感心しますし、広報としても自社の情報だけではなく、社会背景や競合の情報などをきちんと把握した上で記者さんと対峙しなくてはいけないなと再認識させられます。

また、社内事情や部署についてのお話をされていることもあり、ちょっとした会話の中にも、広報のヒントが隠されているので、聞き逃せません。ちなみに、こちらも出演された記者さんのTwitterアカウントが記載されていることがあります。

・CNET Japanのニュースの裏側

ITビジネスメディア「CNET Japan」に掲載された記事をベースに、担当の記者さんが取材の裏話などを10分以内でお話されています。
https://voicy.jp/channel/1906

編集長や副編集長、記者さんが登場されます。どういった領域を取材されているのかが自己紹介等からわかります。
当然IT関連のニュースに関してのお話が多いのですが、生活に密着する技術革新のお話も多いので、ITに詳しくない方でも非常にとっつきやすい番組です。

・日経クロストレンド音声編集部

編集長や編集者さんが登場し、記事の解説や人気記事ランキングを発表されています。
https://voicy.jp/channel/1272/all

広く世の中のトレンドをキャッチしたいという方にもおすすめです。
毎回、一つの記事や特集を出すために、すごく情報取集されているのが伝わってきます。

こちらも有料会員でなくても、有料会員限定記事の解説を聴くことかできます。私は有料会員で記事も読めますが、じっくり読みたいテーマは記事で、トレンドや内容を大まかに把握したいものは音声メディアで聞いています。

・フォレスト出版チャンネル

社内の編集者さんや著者さんが登場し、本づくりやコンテンツ作りの秘話や裏側、書籍に関する話を展開されています。
https://voicy.jp/channel/1366

他メディアの音声コンテンツは、社内の記者や編集者をゲストに迎えるケースが多いようですが、この番組は社外から著者などを招いていることも多いです。
編集者さんだけではなく、著者さんの声を聴けるのもレアな機会なのではないでしょうか。
そういった意味で、新聞社やビジネス系Webメディアの番組とはまた違った面白さがあります。

今後、会社や社長、自身の本を出版したいと考えている方は、参考にできる番組です。

音声メディアのまとめ

いかがでしたでしょうか。
メディアと全く接点がないという方も、音声メディアを通し、どういう方たちがどういう思いで取材をされているのか知ることができますし、何となく連絡する方の人柄や声がわかるとメールやお電話もしやすくなると思います。

是非、メディアが運用する音声メディアも活用いただきながら、メディア分析や担当テーマを書かれている記者さんや編集者さんを特定し、有益な情報をお届けしてみてください！おのずと成果もついてくると思います！