広報塾

『おなかを見せる』ということ

こんにちは。
梅雨前だというにも関わらず、昼間は晴天で夕方に雷雨という天気が多いですね。
真夏のように不安定な天気が続いていますが、みなさまお元気ですか。
PRの仕事をするようになってつくづく思うのが、『結局最後は人!』ということで
す。
もちろん、どんな仕事だって人と人とのコミュニケーションです。
しかし私たちPRの仕事というのは、クライアントの魅力や商品・サービスの
良さをくみ取って、さらに媒体のみなさまにお伝えするというものです。
クライアントも、私たちに信頼を置いて下さらなければ自分たちの事業について
腹を割って話して下さらないでしょう。
媒体関係者も、私たちのことを信頼して下さらなければ
大事な紙面を割いて下さらないでしょう。
つまりPRの仕事というのは、2段階の情報のリレーなのです。
そのリレーのバトンパスを円滑に行えるかどうか、
ここが広報にとって一番重要なポイントだと思います。


では、人間関係を円滑にするにはどうしたらいいのでしょう。
もちろん私が正解を知っているなんて、恐れ多いことは言いませんが、
PRの仕事をするようになってひとつだけ心がけていることがあります。
それは、『おなかを見せる』です。
おなかを見せる?
もちろん、変な意味ではありません。
犬は相手に対して本気で安心しているとき、おなかを見せます。
地面に横たわっておなかをさらして撫でてもらう。
これは犬にとって、『私はあなたを信じています。』という表現なのです。
私もお仕事で人とお会いするとき、それが初めての方でも、何回も会った方でも、
『おなかを見せる』気持ちで会うようにしています。
具体的には、気取らずに、素直にありのままの自分でお話するようにしています。
たとえばクライアントの話をするのはもちろんですが、
私自身の言葉で、私自身の話もするようにします。
もちろん、お忙しい方の場合はそういうわけにはいかないのですけれどね(笑)
媒体の方にお会いするときには、特にそれを心がけています。
記者さんは毎日膨大な量の情報に触れています。
その中で、周りではなく自分がご案内した情報が取り上げられるには、
記者との間に信頼関係がなければいけません。
『私はこんな人間です。そしてこの企業のこんな商品に惚れ込んでいます。』
そういう思いを正直に伝える。
これがPRの基本であり、人間関係の基本だと思います。
先日、ある新聞社の記者さんと初めてお会いしました。
たまたま新聞社に電話したところ、受話器を取ったのがその方でした。
なので当然、私のことも弊社のこともご存じなかったのですが、
一度ご挨拶に伺うことになりました。
その際にある企画書を持参したのですが、あいにく似た企画を2か月前に
書いてしまったとのこと。残念ではあったのですが、それから1時間くらい、
色々な話をさせて頂きました。
クライアントのことはもちろんなのですが、記者のお仕事のことから始まり、
なぜ記者になったのか、学生時代は何をして、何になりたかったのか、
どんな文学が好きだったのか、いろいろなお話をして、その人の人生を垣間見た
気分になりました。私も自分について、親友に語るようにお話ししました。
そして、それから1か月ほどたったある日、電話を頂きました。
なんとその時の記者で、クライアントにピッタリの企画を立てたので、
ぜひ担当者を紹介してほしいとのこと。
この時は本当に嬉しかったです。
結果的にその時の記事は、広告換算額で2千万円を超えるものになりました。
人が、人に、何かを伝える。
それは先ほども言ったように、信頼関係がないと成り立たないことです。
『この人には会社のことを伝えても大丈夫。』
『この人が案内してくれる情報なら信用できる。』
PRの基本を学ぶのは当然なのですが、それは誰しもがやっていることです。
さらに+αをつけるとしたら、それが人としての信頼だと思います。
広報業務をしていると、ついついメディアの方に対して構えてしまう
ところもあると思います。
でも、ぜひ相手に対して『おなかを見せ』てみてください。
こちらがありのままを表現すると、自然と相手も親しみを覚えて、
信頼してくれるものです。
そこから思いがけない露出が生まれるかもしれません。
広報の仕事をして、人とつながるのが本当に楽しいと思うようになりました。
たくさんの方と知り合って、良いものを広めるお手伝いができれば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

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