「この3つさえあれば!」ネタ切れを起こさせないために必要なこととは

1.2.3の数字とノート

「ウチの会社今の時期広報ネタがなくて、、」
広報担当者であれば、必ず通ったことのある悩みだと思います。
PRマガジンでもメディアリレーションに関する記事は多数あるのですが、今回は安定的にかつインパクトのある露出をどのようにして弊社が獲得しているのかお話ししていきたいと思います。

弊社は他のPR会社に比べて、「メディアリレーション」にとても力を入れている会社だと思います。私のクライアントは1年間で日本経済新聞に7件、別のクライアントに関しては半年で、ラジオ露出を4件獲得することができました。

そのような結果を生み出せたのには大きく分けて

・メディアリスト
・媒体分析
・企画

の3つの要素があります。

「生きたメディアリスト」とは

まずは、メディアリストです。
メディアリストに関しては、私も以前PRマガジンに書いたことがありますが「生きた」メディアリストであることが重要です。

そのためにはコーナーや特集の担当者を元々把握しておくことはもちろんですが、関係性が続くようなコミュニケーションをとり続けることが大切です。そうすることで、もし担当を外れてしまった・部署異動になった際も後任の方を紹介してもらえる可能性があります。

また、個人的に大切にしたいポイントは「個人の電話番号」を聞いておくことです。そうすることで、メールで情報提供したきりにならずに後追いすることが可能です。

泥臭い媒体研究が重要

2つ目の要素は、「媒体研究」です。
いくら先述した「生きた」メディアリストがあったとしてもアプローチする媒体にあった企画や情報でないと掲載には繋がりません。

そこで重要になってくるのが「媒体研究」です。弊社では、毎朝日本経済新聞や大手ビジネスweb記事を共有しあっています。特に新聞はクライアントの競合や企画立案に繋がりそうな記事を共有しているのでスピード感を持ってメディアアプローチすることが可能です。そのためにも泥臭く毎日媒体をチェックすることが重要です。

これを読んでくださっている読者の方も、なんの気なしに見ている媒体を楽しむために見るだけでなく、「自分のクライアントと掛け算するとどうなるか?」考えながら見てみてください。

媒体にあった企画提案を

最後に「企画」です。
広報担当者であればプレスリリースを多く作成しているので、メディアに送っていると思います。
ただ、そのプレスリリースは送ったきりになっていないでしょうか?

「媒体研究」を行なっていれば、メディアが求めていることがより鮮明に理解することができると思います。プレスリリースを送付するだけで終わるのではなく、媒体に合った企画提案がポイントになります。メディアが求めていることにクライアントを掛け算することで露出の確率が高まるはずです。

まとめ

メディアリレーションで重要な考え方は、商品や企業をどの角度から光を当ててあげられるか?ということだと思います。
どうしてもネタ切れが起きてしまうタイミングもあるかもしれませんが、商品や企業を俯瞰的にみるということが広報担当者に求められている考え方だと思います。

また広報担当者である以上、どうしてもメディアに露出させることがゴールになってしまいがちです。しかし、目の前の露出に注力するだけではなく、この媒体に出すことで生まれる反響により、次の掲載や反響を呼ぶ可能性なども考え、好循環につながる仮説を立てながら取り組んでみるのも良いでしょう。

株式会社コミュニケーションデザイン PRコンサルタント

【ニックネーム】元埋立地在住
【これまで担当した業界】士業、経営コンサル、お酒、金融、フィットネス、恋愛、AIなど
【趣味】アメフト観戦(今年のSBもLIVE観戦予定)、ラジオを聴く、コーヒー
【プチ自慢】週末は母校で野球部のコーチしています!

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