メディアに刺さるプレスリリースとは? 「裏話」と「思い」の伝達がポイント

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メディアに対して効果的なプレスリリースを発信するためには、裏話や思いを盛り込むことが重要です。裏話や思いを伝えることで、メディアや記者に魅力的なストーリーを提供し、共感を引き出すことができます。

今回は、社内の裏話や開発者などの思いを活かした効果的なプレスリリースの作成方法についてお伝えします。

裏話を提供する

プレスリリースには、企業の内部でしか知られていない情報を盛り込むことも重要です。
製品やサービスの開発背景や苦労、意義あるエピソードなど、読者が興味を引くであろう裏話を伝えましょう。これにより、メディアが記事として取り上げる意欲が高まります。

例えば、新製品の開発過程での困難やアイデアの発想元、開発者の情熱や思いを具体的に紹介することで、読者に独自性と共感を提供することができます。
また、企業の経営方針や取り組み、社内文化なども裏話の一環として取り入れることで、企業の魅力をより深く伝えることができます。

思いを伝える

製品やサービスには、企業や開発者の思いや情熱が込められています。
プレスリリースを通じて、その思いを世の中に伝えることが重要です。開発者のコメントや直筆メッセージ、関係者のインタビューなどを活用して、人間味を感じられる要素を盛り込みましょう。

製品やサービスの背後にある思いや目指す価値観を明確に伝えることで、読者は企業との共感を抱き、ブランドに対する信頼感を深めることができます。企業の社会的責任や持続可能な取り組みについても思いを込めて伝えることで、一般消費者は企業の社会的意義を感じ、関心を持つことができます。

共感を引き出すストーリーテリング

裏話や思いを盛り込んだプレスリリースは、可能であれば、消費者との共感を築くストーリーテリングを行うことが重要です。消費者が自分自身や周囲の人々とつながりを感じ、関心を持つことができるような物語を構築しましょう。

具体的なエピソードや事例を通じて、そこに自身を重ね合わせることで、製品やサービスに対する共感を深める意識が導き出されます。製品やサービスがどのように人々の生活を豊かにするのか、どのような課題解決や価値提供が行われるのかを具体的に伝えることが重要です。

例えば、ユーザーの声や成功事例を交えることで、自分自身の体験と結びつけることができます。また、問題意識や共有する価値観を提起し、人々の共感を引き出す要素を組み込むことも効果的です。

広報とマーケティングとの連携

企業の規模や体制にもよりますが、裏話や思いを効果的に盛り込むためには、広報とマーケティングの連携も不可欠です。
定期的な打合せやコミュニケーションを通じて、製品やサービスの魅力を共有し、プレスリリースの内容を検討しましょう。広報部とマーケティング担当者の共同作業により、より魅力的なストーリーを生み出すことができます。

広報担当者はメディアとの良好な関係を築き、適切なタイミングや形式でプレスリリースを発信する役割を果たします。一方、マーケティング担当者は顧客のニーズや市場トレンドを把握し、それを反映させたプレスリリースの戦略立案に貢献することが出来ます。

広報とマーケティングが連携することで、裏話や思いを効果的に盛り込んだストーリーテリングを実現し、メディアの記者や消費者の共感を引き出すことが可能になります。

最後に

改めて、メディアに有効な効果的なプレスリリースを作成するためには、裏話や思いを積極的に盛り込むことが重要です。

製品やサービスの背景や思いを読者に伝えることで、関心や共感を引き出し、メディアの関心を高めることができます。さらに、社内での協力を得ながら印象的なストーリーテリングなども活用し、効果的なプレスリリースを発信しましょう。
それが成功への鍵となります。

株式会社コミュニケーションデザイン PRコンサルタント

【ニックネーム】カープマニア
【これまで担当した業界】IT、自動車、食品メーカー、飲料メーカー、自治体、
            医療、家電メーカー、レジャー施設、金融、教育、他多数
【趣味】高校野球、広島カープ、川崎フロンターレ、ハワイ
【プチ自慢】両利き。お箸も野球もサッカーも、手足を左右同レベルで扱えます

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