成果を出してくれるPR会社の選び方

広報・PRに携わっている方が、「広報・PRのプロ」である『PR会社』を検討するのは

・ミッション達成のサポートをしてほしい
・課題を解決したいが解決策が見つからない

など、何かしら困っているときだと思います。
そんなときに、PR会社も一から選ばなくてはいけないのはとても大変ですよね。
PR会社とのリレーションがない場合、ネットで検索をして問い合わせるケースが多いと思います。ただ、検索で上位に来る会社が良いPR会社というわけではありません。

良いPR会社というのは、自社にとって一番相性の良い会社のことです。
相性の良い会社というのは、“自分たちが思い描く以上の成果を出してくれる会社”のことです。

では、その相性の良いPR会社をどう見極めれば良いのか、PR会社の視点でお伝えいたします。

PR会社には総合PR会社と専門PR会社がある

PR会社は大別すると「総合PR会社」と「専門PR会社」に分けられます。

総合PR会社は、文字通りPRに関わる業務は基本的に何でもできます。
一方、専門PR会社は、ファッション(アパレル)や医療、ベンチャーなど特定の分野のPRに強みがある会社です。

商品やサービスのPRのみ依頼したい場合、専門のPR会社を選ぶという手もあると思います。また、会社のブランディングやPRしたいテーマが複数ある場合は、総合PR会社に依頼し、全てのコミュニケーション戦略のデザインからお願いするという方法もあります。

ただ、総合PR会社にもその分野の実績が豊富であったり、特定の分野に強いPRパーソンがいることもあるので、どちらが自社に合っているか判断できない場合は、総合PR会社と専門PR会社のどちらからも話を聞いてみると良いでしょう。

更に、最近はフリーランスのPRパーソンも増えてきています。
得意なことが人により異なるので、得意なことやどのようなPR実績があるかを聞くと良いでしょう。また、フリーランスの場合は、PR会社のようにたくさんのメディアへのアプローチが難しいということもあり、広報担当者の「相談役」「サポーター」として依頼している会社が多い傾向にあります。

※メディアアプローチ量については個人差があります。

総合PR会社 ・PRに関わる業務は基本的に何でもできる
・戦略立案から戦術の実行まで一貫して行うことができる
・様々な業界のPR実績がある
・社員数が比較的多い
専門PR会社 ・ファッション(アパレル)や医療、ベンチャー、テレビなど特定の分野のPRに強みがある
・専門用語に強い
・専門性のある分野のPR実績が豊富
フリーランス ・個人によって、得意なことが異なる
・広報担当者の「相談役」や「サポーター」として関わるケースも多い

 

PR会社の規模はそこまで重要じゃない

PR会社を選ぶ際に、企業規模が大きいと何となく安心と思われると思いますが、実はそれよりも大事な判断軸が「実績」と「PRコンサルタントとの相性」です。

「実績」は、業界の実績というよりも、『クライアント企業の課題をいかに解決してきたか』です。

「コンサルタントとの相性」は、『この人に任せたい!』と思えるかどうかです。PR会社である以上、コンサルタントにPRスキルがあるのは大前提ですが、そのほかにも例えば

・この人ならうちの会社のために頑張ってくれそうだ
・この人の話は信用できそうだ
・この人には何でも相談しやすそうだ
・人としても魅力的だな

と思えるPRコンサルタントにお願いすると良いでしょう。
詳しくは後述しますが、PRで成果をあげるためには、広報担当者とPRコンサルタントの会話や関係性も非常に重要だからです。

総合PR会社も会社によって得意領域は違う

総合PR会社はPRに関連する業務は基本的に何でもできるとお伝えしましたが、得意な領域というものがあります。

例えば、

・戦略が得意
・企画力がある
・人海戦術が得意
・テレビが得意
・ビジネス系メディアが得意
・ブランディングが得意
・イベントPRが得意
・人物PR(パーソナルブランディング)が得意

などです。
どれか一つではなく、複数ということもあります。PR会社ごとの特色は、HPのトップや実績ページを見ていただくと、比較的掴みやすいと思います。
繰り返しですが、多くの総合PRは上記の全てできるはずです。
ただ、「他社よりも実績があるもの」を得意な領域とすると、各社の色が見えてくると思います。

PR会社を選ぶ際のポイント


PR会社としては、コンペにならないほうがありがたくはありますが、当社はコンペにならなくてもクライアントにはPR提案書を出し、納得してもらったうえでスタートしています。
どんな仕事でもゴールとゴールまでの道のりがわからないままスタートしてしまうと迷走していまいますよね。

PR会社との付き合いを始める前には、是非PR提案書を見て、実現イメージがわくかどうか判断してください。

これは、複数のPR会社に声をかけて提案してもらう場合も同様です。

コンペの際、より自社にあった会社を選ぶためには

・広報・PRの課題や目的を明確に伝える
・提案書にどのような要素を盛り込んでほしいか伝える
⇒他社と比較しやすくなります
・自社の担当となる可能性のある社員と話をさせてもらう
・提案書の段階で、実現可能性をみる

という4点を意識すると良いと思います。

PR会社が成果を出せる会社とそうでない会社

最後は、PR会社の見極め方ではなく、PR会社からみて、成果を出しやすい企業広報の共通点についてお話させていただきます。

・何を実現したいのかが明確

PR会社としてできることは最大限行い、メディア露出量も多いのに会社から広報の取り組みをなかなか認められないケースもあります。その多くが広報担当者自身にあまりゴールイメージが持てていなく、会社が広報に期待する成果をあげられていない場合です。

反対に経営戦略から上手く広報/PRのミッションを定めている会社の広報は、会社からも上手くリソースを引き出せ、PR会社も同じ目標に向かって走るので成果を上げやすいのです。

・社内からの情報収集ができる

PR会社は、PR戦略の立案から話題作り、リリースや企画書の作成、メディアアプローチとPRに関わる業務は全て行うことができます。ただし、なかなか難しいのがクライアントの社内からの情報収集です。

PR会社としては「~といった情報があれば、時流にあった~といった企画が立てられるのですが」などと提案することも多々ありますが、情報が上がってこなければ企画は実現できません。また反対に、クライアントから「社内に~といった話があるのですが、何かPRに活用できないか?」といって情報をもらえたら喜んで考えます。

このように社内の情報収集力にたけた企業広報がいる場合、多くのPR切り口を模索できるので、成果を上げやすくなります

・動きが迅速


PRは時間との勝負という時も多々あります。
例えば、テレビからの問い合わせがあった際に、待たせてしまうと競合他社に取材に行かれてしまうということもあります。
また、時流に合わせた企画も寝かせすぎれば時流は変わっていきます。

そういった意味で、動きが迅速だとチャンスをものにしやすいのです。

・PRコンサルタントも人

PRコンサルタントを「メディア露出の業者さん」のように見ている方と「パートナー」としてみてくれている人がいたとします。
PRコンサルタントも人ですから、「パートナー」として考えてくれている会社には思い入れも出てきます。「どうにかしてあの会社を有名にしたい」「多くのメディアに知ってもらいたい」「PR以外でも役に立つ情報は提供したい」と思うものです。

もちろんPRコンサルタントはPRのプロですから、どんなクライアントに対しても期待値以上の成果を出そうと尽力しますが、この「思い入れ」という部分は成果を上げるために必要な要素の一つともいえるのです。

総合PR会社、専門PR会社の一覧

最後に、総合PR会社、専門PR会社の一覧とリンクを貼っておきます。

総合PR会社
・株式会社ベクトル(ベクトルグループ)
 https://vectorinc.co.jp/

・株式会社サニーサイドアップ
 http://www.ssu.co.jp/

・株式会社プラップジャパン
 https://www.prap.co.jp/

・株式会社オズマピーアール
 https://ozma.co.jp/

・共同ピーアール株式会社
 https://www.kyodo-pr.co.jp/

株式会社コミュニケーションデザイン
 https://www.cd-j.net/
 ※『PRマガジン』を運営しているのが、当社コミュニケーションデザインです。

・株式会社カーツメディアコミュニケーション
 https://www.kmcpr.co.jp/

専門PR会社
・株式会社メディア・グローブ
  (化粧品、美容関連商品)
 http://www.mediaglobe.co.jp/

・有限会社マヴェリック
  (美容誌、女性誌掲載)
 https://maverick-ltd.co.jp/

・株式会社PA Communication
  (ライフスタイル分野)
   https://www.pa-c.co.jp/
  (ファッション)
   https://www.ifca.or.jp/

・株式会社テレビピーアール
  (テレビ)
  https://tvpr.co.jp/

・株式会社エイレックス
  (危機管理)
 http://www.arex-corp.com/home

・株式会社 ジェイアンドティプランニング
  (ヘルスケア、メディカル、栄養、美容)
 http://www.jtplanning.biz/

・株式会社ジェイ・ピーアール
  (ヘルスケア、医療)
  http://www.k-jpr.com/

・株式会社ココノッツ
  (医療、ヘルスケア)
  http://www.cocoknots.co.jp/index.html

今回は、「成果を出してくれるPR会社の選び方」についてお伝えさせていただきました。

たくさんあるPR会社の中から、皆様にあったPR会社が見つかりますように。
そして、それが当社であれば非常にうれしいです。

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2017年4月18日

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インバウンドの課題を浮き彫りにし、解決策を提示した「PRの力」がよくわかる事例です。

【参考事例】インバウンドの課題を浮き彫りにし、解決策を提示
https://www.cd-j.net/work/hotel/
この記事を書いたのはこの人
【ニックネーム】 おみみにアニマル
【これまで担当した業界】 スポーツ、習い事、金融、化粧品、教育、食品、人材など
【趣味】 ものづくり! 何かを作っているときは集中力がMAXに★
【プチ自慢】 眠りたい!と思った瞬間にどこでも寝られること