テレビ番組が求める4つのポイント

より多くの人々に情報を伝えられる影響力の大きい媒体として人気のテレビですが、「リリースを送ってもなかなか番組に取り上げてもらえない」と難しさを感じている方は多いのではないでしょうか?
もちろんテレビは他の媒体に比べて露出のハードルが高く、簡単には取材を獲得できません。
ですが、テレビが求めているポイントを理解していれば多少なりとも露出の可能性を高めることができます。

今回は元テレビディレクターの経験を基に、テレビ番組が取材の可否を決める際に重視している4つのポイントをご紹介します。

テレビ番組が取材の可否を決める際に重視している4つのポイント

1、ニュース性
2、意外性
3、独自性
4、映像的な面白さ

まず1、「ニュース性」ですが、これは情報番組・報道番組・経済番組などが特に重視しているポイントで、いま番組で取り上げる意義があるのかということです。
「ニュース性」と聞くと難しそうに聞こえますが、何も大企業の新事業参入や新商品発売のような話題でなければいけない、ということではありません。
例えばこの時期であれば「寒さ」「風邪」「受験」など季節に合ったテーマだったり、「時短」「便利グッズ」「グルメ」「イベント情報」など視聴者にとって価値がある情報などもニュース性の一つとして考えられます。

続いて2、「意外性」ですが、テレビは簡単に想像できるような当たり前の話よりも驚いたり思わず感心してしまうような意外性のある話を好みます。
例えば「おにぎりなのに握らないおにぎらず」「日本人観光客はほとんど来ないのになぜかタイ人観光客が殺到している佐賀県」「ドーナッツ業界に参入したコンビニ」「お米から作ったライスミルク」などは昨年数多くテレビで紹介されましたが、どれも意外性がウケて話題になったものです。

次に3、「独自性」ですが、他の企業でも扱っているような商品や同じようなサービスについてはテレビの食い付きはよくありません。
他にはない独自性があるからこそ番組で取り上げる意義があるのです。
逆に言えば、他の企業にはない特徴を持っているのならそれはPRを行う上で大きな武器になると言えます。

最後に4、「映像的な面白さ」ですが、テレビが他の媒体と異なるのは、文字ではなく映像で伝えるメディアだということです。
新聞やWeb媒体は文字がメインなので情報があれば記事にできますが、テレビは映像として見せられるものがなければ取り上げようがありません。
また、面白い企画にするためには、インパクトや迫力がある映像、すごいテクニック、
美味しそうな料理など「映像的な面白さ」が必要になります。

簡単に4つのポイントをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
決してこの全てに当てはまらなければいけないわけではありません。
この中に一つでも該当するものがあれば、そこを強みとしてリリースにしっかりと明記することが重要だと思います。

以上、少しでもテレビPRの参考になりましたら幸いです。