テレビPR 夏休み企画は今が勝負!

6月に入り、ついに関東地方も梅雨入りしました。傘が離せない日も多くなりますね。さて、この時期になると、“夏休みの集客”を目的としたPRの相談も増えてまいります。
中には、テレビ番組を誘致して欲しいというTVPRの相談が寄せられることも少なくありません。さて、夏休みを狙った取材誘致は、どのタイミングで、どのように動けばよいのでしょうか。今回は、番組のタイプ別に売り込みのポイントを示したいと思います。

・バラエティ番組、旅番組は今すぐに!
もしバラエティ番組や旅番組に対する誘致を考えているならば、今すぐに動かなければ間に合いません。これらの番組は、遅くとも2か月先くらい先までは企画が進行しているケースが多いからです。ちなみに、候補となる番組は限られています。各テレビ局のHPをみれば、旅番組はすぐに分かります。バラエティ番組の選別は難しいですが、基本的にタレントさんが屋外でロケを行っている番組、という目線で探すのが良いでしょう。

・情報番組も今月早めに!
情報番組はバラエティ番組とは異なり、何カ月も先まで企画が進行していることはありません。おおよそ1か月くらい先の企画(テーマ)進行が多いのですが、やはり夏休みを狙った企画となると、今のタイミングで提案することをおススメします。
情報番組の候補としては、平日の朝から昼、週末の朝から昼など、多くの番組が候補に挙がります。ここでのポイントは、番組ごとにマッチした企画コーナーの有無を調べることです。
これも、テレビ局のHPをよく見れば分かる番組もあるので、是非リサーチしてください。対象コーナーが見つかったら、その企画担当者宛に情報提供することが何よりも近道です。

・報道番組は7月でも間に合う!
報道番組はその時々で最も旬な情報を扱います。社会性の高い企画コーナーもありますが、夏休み向けの企画といった柔らかいテーマは、1か月前から決まるものではありません。
7月に入ってから情報提供を行っても十分に間に合います。
仮に、報道番組で企画されるとしたら、特集企画で旬なスポット情報として扱われることが多いと思います。たとえば“この夏おススメのお出かけ情報”といった企画です。ここでのポイントは、「いま、何が旬なのか?」という“情報価値”をしっかりと伝えることです。
目新しい施設でなくとも、今のご時世にあった風潮や社会性、世の中のブームと関連づけるなどして、「いまが旬」という必然要素を加えた情報に加工してアプローチしてください。

・ロケ協力に積極的な姿勢をみせる!
そのほか、番組に対するアプローチで大事なポイントがあります。
毎日、山のようにリリースや資料が届くので、通常のリリースだけでは、番組制作担当者の目に留まることは容易ではありません。

そこで、「こんな場所で、このような撮影・体験が可能です!」「(具体的に)このような協力ができます!」といった内容や情報をわかりやすく添え、ロケへの協力姿勢を前面に出して情報提供することが目に留まるコツです。

ロケ協力に対する積極的な意思表示は、ロケ先や取材先を探している番組スタッフにも十分に響きます。特にバラエティ番組などでは、その場所や施設でどんな撮影ができるか、 ということが大きな判断ポイントになります。面白い「画」が撮れそうなイメージを想像させることがとても大事です。一方、情報番組や報道番組では、旬なスポット情報として認識してもらうことが大変重要です。

いずれも、リリースや資料の送付にひと手間かけた情報提供が、パブリシティ獲得に向けた効果的なプロモートになることは間違いありません。夏休みの企画を狙うなら、今からの動き出しが大事です。